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式内社 近江國滋賀郡 神田神社 旧村社 彦國葺命 素盞嗚命 鳥務大肆忍勝 |
大津市真野普門町にある。
琵琶湖大橋からまっすぐ西へ進み、真野I.C.手前で北上。
宮池という用水池の畔で、善明寺の隣りに鎮座している。
入口の鳥居から池の側の参道を歩くと、境内。
本殿は流造で、重要文化財となっている。
祭神の彦國葺命は、天足彦国押人命の3世孫。
崇神天皇の御代、武埴安彦の謀反の際に、
それを討ったと日本書紀にも記されている。
当地の古代氏族である真野氏は、その後裔にあたる。
式内・神田神社の論社で、
当社から琵琶湖大橋側へ1Kmほどの場所にも神田神社が存在する。
『近江輿地志畧』によると、その神田神社から当社は勧請されたとある。
持統天皇九年に彦國葺命・素盞嗚命・大己貴命を普門山に鎮祭し、
間野大神と称したとも伝えられている。
時代は下るが、琵琶湖畔、浮御堂側にも同名社があるが、
こちらは式内論社ではない。
当地周辺は古墳群が形成されており、
小野神社同様、神社群を形成し、式内社となった可能性もある。
『近江式社考證』によると、
三代実録の貞観四年(862)の条に、
真野神田今雄に姓を賜り大神田朝臣と称した。
よって大和大三輪氏と同族となし、
大田々根子命の後孫、と記されているらしい。
社殿の右手、池の周囲の参道には幾つかの社があり、
奥には新宮神社という境内社で行き止まり。
秋には、どんなに美しい社域となるのだろうか。
池の畔の森の神社で、
参道はそれほど長くなく、道路にも近いのだが、
静かで落ちついた境内だった。
当日は小雨だったが、森の神社は、それもまた味がある。
本殿の左右に境内社が幾つか並んでいる。
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重要文化財 神田神社本殿
大正二年四月十四日指定
神田神社は、彦国葺命がこの地を開創し
たときに社殿を建てたと伝えられ、祭神に
彦国葺命を祀る。現在の本殿は棟札に「御上棟当社神田明 神御宝殿建徳元年」(一三七〇)とあり、 よく時代の特色を伝える。形式は前室付き 三間社流造。正面庇に建具を備えて前室と し、さらに向拝をつける形式は滋賀県の中 世本殿に遺構が多く、古式流造が一層優美 に発達したものである。 母屋柱上に舟肘木を用いる簡素な意匠で あるが、本格的に造られた均整のとれた本 殿である。 −社頭案内より− 神田神社
彦国葺命、素盞嗚命、鳥務大肆忍勝を祀る。
本殿は檜皮葺の優美な姿を誇る三間社流造であ
る。流造は、神社本殿形式の一つで屋根は反り
をつけ前に長く伸びた庇を付加した形をいうの
である。当本殿は、整った側面の屋根が特に美しい。 棟札によって南北朝時代の建徳元年(1370)の建 立であることがわかる。 重要文化財指定 −社頭案内より− |