かがみつくりにますあまてるみたま
奈良県磯城郡田原本町大字八尾字ドウズ814

式内社 大和國城下郡 鏡作坐天照御魂神社 大 月次新嘗
旧県社

天照國照彦天火明命,石凝姥命,天児屋根命

田原本町、近鉄橿原線田原本駅の北1Km。
24号線の西側にある。

道路わきに赤い鳥居があり、参道を北へ歩くと、社殿。
拝殿の後ろに、垣に囲まれて、3棟並んだ本殿がある。

創立は崇神天皇六年とみられている。
『大倭神社注進状裏書』によれば、
社傳ニ云ク、中座ハ天照大神之御魂也、
傳ヘ聞ク崇神天皇ノ六年九月三日、
於是地改鋳日御象之鏡、為天照大神之御魂、
今之内侍所ノ神鏡ナリ、即チ当社ハ其像鏡奉斎、
爾来号此地ヲ日鏡作ト


天照大神が天岩戸に籠った時、
石凝姥命が、天香具山の銅を取って鏡を鋳て日の像を作ったという。

『和漢三才図会』によると、
江戸時代は、麻気神(天糠戸命)が主祭神だったと思われる。
石凝姥命は、その天糠戸命の御子。
天照大神の御魂(鏡)を神体とし、
その作者(鏡作)の祖神を祀ると考えるということか。

現在の主祭神は天照國照彦天火明命。
先代旧事本紀に、天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊とあり、
瓊々杵尊以前に降臨した、饒速日尊とも考えられる神。

神紋は、『神社名鑑』には、「鏡型、七九の桐と巴」とあるが、
「鏡型」は確認できず。桐も、「七九」ではなく「五七」だった。


鳥居などは最近改築されたようだ、
境内も整備されていて明るい印象。
以前は鬱蒼とした森だったようだ。

本殿は三棟ならんで美しい。


鏡作坐天照御魂神社(鏡作神社)
祭神 天照国照彦火明命・石凝姥命・天糠戸命
由緒  「倭名抄」鏡作郷の地に鎮座する式 内の古社である。
 第十代崇神天皇のころ、三種の神器 の一なる八咫鏡を皇居の内にお祀りす ることは畏れ多いとして、まず倭の笠 縫邑におし祀り(伊勢神宮の起源)、 更に別の鏡をおつくりになった。社伝 によると、「崇神天皇六年九月三日、 この地において日御像の鏡を鋳造し、 天照大神の御魂となす。今の内侍所の 神鏡是なり。本社は其の(試鋳せられ た)像鏡を天照国照彦火明命として祀 れるもので、この地を号して鏡作と言 ふ。」とあり、ご祭神は鏡作三所大明 神として称えられていた。
 古代から江戸時代にかけて、このあ たりは鏡作師が住み、鏡池で身をきよ め鏡作りに励んだといい、鏡の神様と しては全国で最も由緒の深い神社であ る。

−境内由緒より−

鏡作社(鏡作坐天照御魂神社)八尾村にある。
祭神 二座 鏡作麻気神〔天糠戸命(あめのぬかどのみこと)である〕
      石凝姥命 〔御子である〕(現在は天照国照彦火明命を併せて三座)
天照大神が磐戸に籠った時、天香具山の銅を取って鏡を鋳て日の像を作った神を石凝姥という。
鏡池 神鏡を鋳て水を注いだ所である〔本は十市郡にあり、のちにここに移した〕。(以上二項『国花記』による

−『和漢三才図会』−