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石坐神社
いわいじんじゃ
[滋賀旅行] 滋賀県大津市西の庄15−16  Zenrin Data Com Maps display !!


三つ巴

式内社 近江國滋賀郡 石坐神社
旧村社

御祭神
八大龍王宮 豊玉比古神(海津見神) 彦坐王命
正霊天王宮 天智天皇(天命開別尊) 大友皇子(弘文天皇) 伊賀宅子媛命

滋賀県大津市にある。
京阪石山坂本線・錦駅の北300mほど、
JR東海道線・膳所駅の東500mほど、
琵琶湖大橋西詰の北西500mほどの西の庄に鎮座。
琵琶湖の南側、相模川の河口部、小学校の近くに境内がある。

境内入口は、道路に面して北向き。
鳥居の右手には「式内石坐神社」と刻まれた社号標が立ち、
左手の石碑には時計が埋め込まれている。
鳥居扁額に「石坐神社」。

鳥居をくぐると広い砂利の境内。
左手(東側)に拝殿があり、
拝殿の後方、垣に囲まれた本殿がある。
三間社流造の本殿は、鎌倉時代文永三年(1266)の建造で、
昭和三十二年県の有形文化財に指定されたもの。

下記の由緒にあるように、創祀の頃は茶臼山後方、
相模川の上流にある御霊殿山に鎮座していたという。
御霊殿山はこのあたり →  Zenrin Data Com Maps display !!
山頂には巨大な磐座があるらしく、山頂の山宮に対して里宮と考えられている。

また、茶臼山古墳と小茶臼山古墳は、
当社祭神大友皇子と彦坐王命の陵墓であるという。

創祀年代は不詳。
社伝によると、瀬田に設けられた近江国府の初代国造・治田連が
その四代前の租・彦坐王命を茶臼山に葬り、
その背後の御霊殿山を神体山(神奈備)として祀ったのが創祀。

天智天皇八年に旱魃があり、
その時、毎夜琵琶湖湖水から御霊殿山に竜燈が飛んで行った。
里人の奉聞により派遣された勅使の前で、竜燈は小童に姿を変え
「われは海津見神の幸魂である。旱害を除いてやろう」
との託宣があり、勅令により御霊殿山に海津見神を祀ったという。

この幸魂は彦坐王命の霊であると言われ、
毎年、九月九日に祭典を行い、旱天の時は炬火を点じて登山し
雨乞いを行うと、かならず霊験があったという。

壬申の乱の後、近江朝の神霊である天智天皇、大友皇子、皇子の母宅子媛を弔祭できるのは
一乗院滋賀寺のみとされ、他で祭祀することが禁じられていた。
そこで、持統天皇の朱鳥元年に滋賀寺の僧・尊良法師が王林に神殿を建て、
御霊殿山の霊祠を遷すとともに相殿に、密かに祀り、
この時から八大龍王宮とも石坐神社とも称したという。
王林は、今の錦駅付近で、昔は石坐野、後に石神町と呼ばれた地域。

光仁天皇の宝亀四年、石坐神社に正一位勲一等が授けられ、
「鎮護国家の神社なり」との勅語を賜り、
近江朝の三神霊が、公式に石坐神社祭神と認められたという。

よって、当社は彦坐王命海津見神)を祀る八大龍王宮と
近江朝の三神霊(天智天皇、大友皇子、伊賀宅子媛命)を祀る正霊天王宮を合わせたもの。

鎌倉時代の文永三年(1266)、現在地に粟津八宮の一つとして遷座再建。
一説には、佐々木(六角)高綱は源義仲追討の際、
宇治川の先陣をつとめたあと、当地に勧請したとも。

明治になって高木神社と改称し、大正六年旧石坐神社に戻したという。
高木神社と呼んだのは、高い木の下にあったからだという。

境内の右手に石が祀られていたが、社名「石坐」と関連があるのだろうか。
また、石神社(彦坐王命)が祀られており、新しい石の坐像がある。
境内奥には、弁財天と稲荷社。
境内西側の社務所の横には、淡海石坐大神・天上将来宮と書かれた
全国神社遥拝所がある。

社殿や提灯には三つ巴紋が付けられていた。
たぶん、当社の神紋だろう。


鳥居

境内

御神木

社殿

本殿

本殿

境内の石



石神社

石神社の石像

弁財天・稲荷社

全国神社遥拝所

延喜式内社 石坐神社御由緒
御祭神
八大龍王宮豊玉比古神(海津見神)
彦坐王命
正霊天王宮天智天皇
大友皇子(弘文天皇)
伊賀宅子媛命
御創立
天智天皇八年(西暦六六九年)旧九月九日 御霊殿山(御龍燈山)の神奈備の 天津磐座に豊玉比古神護出現
朱鳥元年(西暦六八六年)旧五月一日 石坐野の王林の広庭に両殿を御創建
光仁天皇宝亀四年旧十二月三日正一位勲一等の神階を贈り給い鎮護国家之 神也と御勅宣あり同五年十二月三日勅祭を行わせ給ふ
鎌倉時代文永三年(西暦一二六六年)旧八月廿九日に現在地に両殿御遷座
慶長五年関が原の役で大坂方の大軍来りて神域に陣し敗軍に及んで社頭に 火を放つ時に八大龍王宮は災いを免れたるも上古より伝われる古記録宝物 焼失す
江戸時代・膳所城主の篤い崇敬を受ける
明治時代高木神社と改称・大正六年旧石坐神社に複す
主な御祭礼
歳旦祭一月 元旦千燈祭 九月 秋分日
節分祭二月 三日神奈備磐座祭旧九月  九日
祈年祭三月春分日新嘗祭十一月二十三日
大 祭五月 三日御火焚き祭十二月  上旬
漏刻祭六月 十日神奈備山登拝十二月二十九日
夏越の大祓六月 下旬
月始祭(おついたち参り)毎月 一日
神奈備磐座月次祭毎月旧九日
厄除け交通安全諸願成就月次祭毎月十五日
御神徳
神を敬い祖先を崇め神習う道を教え導き給い救世済民の恩頼を垂れ給ふ
厄祓い祈祷(大厄三十三歳・四十二歳)厄除け守護矢授与
災難除祈祷 災難よけ特別守授与  誕生祭祈祷
交通安全祈願・社運隆昌・商売繁盛・家内安全・病魔退散等諸願成就祈願
地鎮祭・清祓い・宅神祭など執り行います

−境内案内板−



石坐神社
 この神社は延喜式に近江国滋賀郡八社 の一に数えられていたことからその創建 の古いことを思わせる。
 祭神は海津見神を主神とし天智天皇、 弘文天皇、伊賀采女宅子、豊玉比古命彦坐王命を祭っている。
 むかし干害にあったこの地の人が雨乞 いをしたら、ひじょうな応験があって  里人の信仰が深かったと伝えられている。
 またこの社は八大龍王社とか高木宮の 社号を有したことがある。
重要文化財木造天命開別命坐像(平安)
木造伊賀采女宅子媛坐像(〃)
木造伊賀弘文天皇坐像(〃)
木造伊彦坐王坐像(鎌倉)
〃県指定文化財本 殿(〃)

−境内案内板−



人皇四十一代持統天皇の朱鳥元年五月朔日一条院尊良粟津郷王の林の広庭に社殿を造営し正霊天王社と称し奉斉す是当神社の草創なり
光仁天皇宝亀四年十二月三日正一位勲一等の神階を贈り賜ひ鎮護国家之神也と御勅宣あり同五年十二月三日勅祭を行なはせ給ふ
建久三年源頼朝上洛の途次当社に参拝し武運長久を祈願し神領の寄進あり
正治元年三月佐々木信綱神殿を再建し神輿一基名刀神鏡の寄進あり 建保二年社殿再営の事あり左近衛中将藤原資平を勅使として参向せしめ給ふ 亀山天皇文永三年八月二十九日神主佐々木守安社殿を湖辺に遷し更に造営す今の社殿是れなり(今を去る六百五十有余年前)
弘安年間皇子御不例にて医療効なく因つて当社に御祈願あり之を占はしめらるに大鯉魚を捕へ御病床に供ふべしと時に志賀之郡南郷の住人青山藤右衛門と云ふ人高木崎に大綱を曳き目下二尺三寸の鯉魚を獲たり之を献ずるに皇子御脳平癒したれば勅使を遣はせ給ひ奉幣あらせらる左大臣三条実房公より八大龍王宮の扁額の寄進あり文和三年後光厳院帝近江巡行の砌り幣帛及び菊桐御紋章の御戸帳の御下賜あり
永正元年閏三月十七日佐々木定頼神輿を再営し祭器の寄進あり
慶長五年関ケ原の役に大阪方の大軍来りて神域に陣し敗軍に及んで社頭に火を放つ時に祀宇は災を免れたるも上古より伝はれる古記録宝物焼失す慶長六年徳川氏大津城を膳所に移し戸田左門一西を封す一西厚く当社を崇敬し神田高五石田一段歩を寄進し神域の大修補をなす寛永五年菅沼定芳膳所城に封せられ雨乞祭を修し霊験を得て社傍に石造玉垣の寄附あり寛永十三年石川忠俊膳所城に封せられ拝殿御倉の寄進あり慶安五年本多俊次膳所城に封せられ社領高五石神田一段歩合米三石六斗五升五合の寄附あり爾来代替りに黒印改めあり先規により寄進せらる当社は古来数兵火の災ありて古の大社の規模を失へるも武門武将の崇敬厚く神領の寄附を以て四時の祭祀を奉仕せしなり

−『平成祭データ』−



最終更新日:2013/10/09
【 石坐神社 (大津市) 】

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