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都祁水分神社
つげみくまりじんじゃ
[奈良旅行] 奈良県奈良市都祁友田町字都介野182  Zenrin Data Com Maps display !!

式内社 大和國山邊郡 都祁水分神社 大 月次新嘗
旧郷社

御祭神
速秋津彦命 天水分神 国水分神

奈良県奈良市にある。
天理駅の東10Kmほどの都祁友田町に鎮座。
境内入口は西向き。
農道の奥に社域の杜が見え、入口に鳥居が建っている。
鳥居の左脇には「式内大社 都祁水分神社」と刻まれた社号標。
鳥居をくぐると100mほどの参道が東へ続いている。

境内の中央に舞殿があり、境内左右に社務所や参籠所。
舞殿の後方に、銅板葺入母屋造平入りの大きな拝殿。

拝殿の後方に、朱の垣が施され、
垣の中に朱の春日造本殿が鎮座。
本殿は室町時代中期、明応八年(1499)に造営されたもので
国の重要文化財に指定されているらしい。

創祀年代は不詳。

式内社・都祁水分神社に比定されている古社。

「水分大明神垂跡記」によると、
伊勢国度会郡の人村丸が御裳洗川の霊水を奉持して遊行中、
童男童女及び老翁とともに大和国境に至った時、
霊水が二白龍と化して飛翔した。
老翁が「二白龍が水分神であり、自らは三大神である。」と教え
白鷺と化して西へ飛び去った。
その地に祀ったのが当社の起源。

「老翁傳」では、
創祀は陽成天皇元慶三年(879)九月二十一日とあり、
飛翔した白龍の一は宇陀の水分社の地に、
もう一は、都祁郷小山戸庄高山へ。
十一月一日、住人藤原時忠が社壇を造り奉仕。
寛平三年(891)二階堂別当が
高山の下端(都祁山口社の位置)に社殿を造営。

後、道が狭くて参拝に不便なため
天禄二年(971)鞆田庄内坂窪山(現在地友田)に
社殿を造営して下宮と称し
旧地小山戸の社を上宮と称した、とあるらしい。

ただし、「大和志料」では、
延喜の制の頃(927)には、
すでに小山戸に山口社、友田(現在地)に水分社が存在していたとある。

古来より山内七郷(向渕・小山戸・鞆田・牟山・水涌・藺生・南殿)の
氏神として崇敬され、明治四年、三十ケ村の郷社となった。

拝殿前の賽銭箱に、金色に輝く三巴紋が付けられていた。

垣の中、本殿の左右に境内社が並んでいる。

本殿の左に春日造境内社の祠が二つ。右にも同様に祠が二つ。
この四社のいずれがどれかは未確認だが、
水分神社(天水分神)、水分社(大國魂命)、
大国神社(天久比奢母智神)、御霊神社(祭神不詳)らしい。

右に少し離れて、やや大ぶりの祠が国津神社(大國魂命 大物主命)。

さらに琴平神社があるらしく
『式内社調査報告』によると参道北側に石燈籠一基のみとなっているらしい。

また、「白龍大神」と刻まれた石も祀られている。
もとは土の中にあったらしいが、
霊水が化した白龍ということだろうか。


社頭

境内

舞殿

拝殿

春日造本殿

本殿左の境内社

本殿右の境内社

白龍大神

式内大社 都祁水分神社 都祁村友田
古来大和国水分神四社の一で飛鳥時代に創 祀されたと伝える。初め小山戸、かもえ谷、山口神 社の地に祀られた自然神で、また農耕神とし て、大和川、木津川の水源の神として、天平二年 「神戸」を寄せられ、仁寿二年官社に列せられ、貞 観元年正五位下に進められている。延喜式で は大社に列し月次新嘗の官幣を受けている。 平安時代の中期、興福寺喜多院の荘園が当地 方(都介郷)に成立し、水分神は荘園の鎮守として 天禄二年九月二十五日現在地に遷し祀られた。 鎌倉初期喜多院は大乗院領となり、領内に 成長した、武士は氏人となり、当社は都介郷の水 の神として崇敬せられた。
本殿重要文化財一間社春日造桧皮葺室町中期の造立
御霊舎本殿内に安置康生三年の墨書銘あり
石造狛犬一対高さ〇、七米鎌倉末期の作

−拝殿由緒書−



水の神 都祁水分神社
 都祁水分神社は、大和の国水分四社(都祁、宇陀、吉野・ 葛城)のひとつで、速秋津彦命天之水分神国之水分神が 祭られています。水分は、”水配:山から流れる水が別れる 所”を言い、当地では大和川と木津川の分配を司る神として 古くより崇敬されてきました。
 すでに天平2年(730年)の大倭国正税帳に「都祁神戸」と 記せられ、延喜式にもある由緒ある神社です。
 はじめは、友田の南方大字小山戸で祭られていましたが、 天録2年(971年)に、現在の場所に移されています。
 本殿は、室町時代中期、明応8年(1499年)に造営され一 間社春日造、桧皮葺の中世社殿として国の重要文化財に指定 されています。又本殿の前には、鎌倉末期の作と推定される 一対の狛犬があり、早期狛犬の秀作として注目されています。 ほかに、国指定重要文化財の棟札、県指定文化財の御輿、板 絵、絵巻が収められています。

都祁山の道 堀越頓宮跡
 都祁の里では大和と東国、伊賀、伊勢を結ぶ”都祁山の道” が開かれて要地として栄えていました。ここは、天平12年 (740年)に、聖武天皇が東国行幸のおりに、400人におよぶ 供を連れ、一泊された頓宮(仮の宮)と伝えられていますが、 その場所をはっきりと定めることは難しく、水分神社より北 西約500mの山に「掘越し」と称する伊賀や伊勢の頓宮址と 同様の地形があり、都祁の里の中でも古代史における史科学 的検討のまたれる所であります。
    →400m 小治田朝臣安万侶墓
    →800m 来迎寺

−社頭案内板−



都祁水分神社は都祁村友田にあります。広大な森、長い参道、古来よりの水の神として崇敬されています。
祭神は速秋津彦神天水分神国水分神の三柱の神で、古く本地垂跡説によると阿弥陀三尊とせられています。当社の歴史については古来大和国の水分4社の1つで、飛鳥時代に創祀されたと伝えています。最初の鎮座地は、当社より3キロ南方の小山戸カモエ谷の都祁山口神社の地であります。
この地に祀られた自然神で、また、農耕神として、大和川、木津川の水源の神として、奈良朝時代「神戸」を寄せられ平安時代仁寿2年官社に列せられ、貞観元年には「正五位下」に進められました。延喜式には大社に列し、月次、新嘗の官幣にあづかっています。平安時代の中頃当地区に興福寺喜多院二階堂の荘園が成立しました。藺生、小山戸、友田、南殿、白石、無山、向淵の7庄で開発が進むとともに水分神は信仰をあつめ、荘園の中央友田へ遷し祀られることとなりました。天禄3年9月25日のことです。この社地は奈良朝時代聖武天皇の行幸された堀越頓宮の伝承地であり、平安時代に伊勢齋宮の皇女が宿られた都介頓宮の跡でもあります。鎌倉時代の初め喜多院二階堂領は、同じ興福寺の大乗院領となり、水分神社も大乗院家の指示で、当地方に、成長した武士が氏人となり、護持されました。これらのことは応永31年に作られた当社縁起に詳記されています。
室町中期の明応8年7ケ庄の反米によって造営されたのが現本殿であります。
江戸時代には7庄の氏神として地方的な信仰をえ、殊に藤堂藩大庄屋、小山戸の北氏は当社の護持に一段と力をつくしています。明治維新の後、当社は郷社となり後県社に列せられました。
当社の祭礼は古くより春日「おん祭」を模倣して盛大に行われ、神輿は9月25日、小山戸山口神社に渡御せられ、翌26日遷御され、田楽、佃男、流鏑馬があり能狂言も催されていました。
本殿(重要文化財)1間舎春日造桧皮葺で梁行2,6米、桁先3米の大きく雄健な建物であります。向拝の斗栱は連3斗、蟇股には牡丹の丸彫が入っています。御霊舎、本殿内に安置されている旧神輿で、床板裏に「康正3年丁丑9月25日造立之」等の墨書銘があって、室町前期の建造であることが知られる貴重な遺品であります。石造狛犬、本殿前左右に安置されている。一対の狛犬で安山岩製、高さ0.7米でどっしりとして肉取りに抑揚があり、顔の表現もすぐれ頭髪や胸毛も豊で、尾の意匠はそれぞれ変化があります。鎌倉末期の作と認められている優秀なものであります。
以上、水分神社の大畧であります。長い歴史の荒波にたえて、水分神社が護持されたことは、農耕神として霊験いちじるしい御神徳と一般のあつい信仰によるものであります。

−『平成祭データ』−



最終更新日:2013/10/09
【 都祁水分神社 (都祁友田) 】

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