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式内社 但馬國城崎郡 與佐伎神社 旧村社 御祭神 依羅宿禰命 配祀 保食命 |
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兵庫県豊岡市にある。
山陰本線・豊岡駅の北、直線で3Kmほどの下鶴井に鎮座。
円山川の東岸、玄武洞の1Kmほど南にあり、
下鶴井の集落の奥、山の斜面に境内がある。
民家の間の参道を進むと、石鳥居。
鳥居の脇には「下宮家屋敷跡」があり、
昔は、社家がここにあったようだ。
鳥居をくぐり参道の階段を登ると境内。
ひっそりとした境内は、綺麗に維持されており
雑草もなく清潔な空間。
拝殿の後方に流造の本殿があり
本殿の扁額には『伊與永大明神』と書かれていた。
社殿の右手、境内社との間に、石が祀られていた。
傍らの由来石碑によると、
昔、向かいの山が崩落した時、
御幣が飛来し、大きな石に明かりが灯ったという伝説があり
土地改良工事の際に掘り出されたものらしい。
ところで、この石が「光った石」だということが何故わかったのだろう。
今でも光るのだろうか。
創祀年代は不詳。
式内社・與佐伎神社に比定されている古社。
本殿扁額にあるように、以前は伊與永大明神と称していた。
祭神・依羅宿禰命は、開化天皇の皇子・彦坐王の後裔。
『特撰神名牒』では、宇麻志麻遅命を祭神としているらしい。
本殿の後方に、朽ちた階段(らしきもの)があり、
上の方に、何かがある。
注意しながら登ってみると、朽ちた門だった。
門の後には、雑草や茂み、岩などがあるだけだったが、
昔は、この上に社殿があったのだろうか。
帰宅後、資料で確認すると、
明治二十三年十月六日、大洪水のため
本殿の裏手で山崩れがあり、社殿が大破したらしい。
社殿は破壊されたが、結果的に、そこで土流は止まり
集落への被害が無かったという。
門の後の岩は、その当時の土流の残骸だろう。