式内社　淡路國津名郡 河上神社 御祭神 彌都波野賣神

淡路島の淡路市（旧津名町）にある。
神戸淡路鳴門自動車道津名一宮Ｉ．Ｃ．の南３Ｋｍの上畑に鎮座。
上畑のバス停から南へ、川を越えて２００ｍの位置に、
ポツンとある森の中に、真新しい社殿がある。
『式内社調査報告』には、トタン屋根とあるが、
最近、修築されたようで、社殿は瓦葺。

当社への道が、地図に書かれておらず、歩いて探したが、
社前には車の通れる道があった。
このような農道は、地図に載っていない場合が多くて困る。

当社の社号について、資料には川上神社となっていたが、
拝殿内の「営繕寄付者」の額には「河上神社」となっていた。

創祀年代は不詳。

『淡路国名所図会』には、
「祭神三座詳らかならず」とあり、
式内・河上神社の論社の一つ。

一説には、明治初年頃、鮎原天満宮の神官が、
斗ノ内の河上神社を迎えて祀ったものとも。

社殿は新しいが、境内の雰囲気は古い印象だった。
周囲は綺麗に耕作され、ここだけが残っているようだが、
昔は、もっと鬱蒼とした森だったのだはないだろうか。
社前に川が流れるところからすると、
農業に必要な川の守り神として祀られているのだろう。

社域

境内

境内から鳥居

社殿

社殿内部