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十市御縣座神社
とおちみあがたにますじんじゃ
奈良県橿原市十市町1
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橿原市十市町、立派な福祉センターの西にある。
北向きの入口を入り、左折すると広い境内。
境内には末社が多い。
創祀年代は不詳。
天平二年(730)の『大倭国正税帳』に「十市御県神戸」とあり、
奈良時代から祀られていた古社。
大和国六御縣神社の一座として、創建された神社。
皇室御料地に創建された、式内大社なのだ。
大和国六御縣神社とは、
高市、葛木、十市、志貴、山辺、曽布の六社。
境内に「鏡池」があり、旱魃の時、
この水を替えると、雨が降るといわれている。
が、確認し忘れていた。残念。
拝殿の幕には「三つ巴」紋、本殿には「菊」紋が付いていた。
宮司が境内の掃除をしていたので、いろいろと話を聞き、
帰りに「絵馬」のお土産をいただいた。
鳥居 |
境内社殿 |
境内左に並ぶ境内社 | 本殿玉垣 |
境内社 | 本殿(正面) | 本殿(正面) |
お土産にいただいた絵馬 |
十市御縣座神社 略記 御祭神 主神 豊受大神 (伊弉諾尊、伊弉冊尊の御孫神) 配祀神 市杵嶋姫命 (素盞鳴尊の御子神) 鎮座地 奈良県橿原市十市町壹番地 御由緒 御創建年代は不詳であるが、清和天皇貞観元年皇紀一、五一九 西暦八五九年正月二十七日、既に從五位上の神 位を授けられており、高市、葛木、十市、志貴、山邊、曽布、と大和国六御縣神社の一座として 朝廷の尊崇篤く醍醐天皇の御代、延喜の制には大社に列し、祈年、月次、新嘗の案上、官幣に預 かる。又、古この地方は朝廷の御料地であり、その守護神として蔬菜の生育を祈願せられ、庶民 よりも農業の神として広く信仰をあつめ、後年俗に十三社明神と稱された −『十市御縣座神社 略記』より− |
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