[HOME] > [神社記憶] > [関西地方] > |
|
森神社
もりじんじゃ
兵庫県豊岡市竹野町轟字轟356−1
|
|
兵庫県豊岡市にある。
竹野和田駅の南3Kmほどの竹野町轟に鎮座。
竹野川が湾曲して流れているところ、
1号線から少し東へ入ると
「式内社 阿古谷神社 森神社」と刻まれた社号標が建っている。
社号標から東へ入ると、蓮華寺があるが
その蓮華寺横の森の前に、境内入口がある。
階段を上って森に入ると、参道階段が続き、
参道には三基の鳥居が建っている。
ゆるやかに上る階段を進み、最後の鳥居をくぐると
社殿のある境内。
境内左手には境内社の稲荷社があり、正面に拝殿。
拝殿の左には神庫らしき建物がある。
社殿の構造は、拝殿の後方に本殿覆屋が連結されたもの。
拝殿の扉が開いていたので、中に入ると本殿が見える。
本殿はどっしりとした杮葺の春日造で、それほど古いものではないようだ。
創祀年代は不祥。
鎮座地は、古代、土師部であった阿古氏の居住地であり
阿古谷に鎮座していたことから、阿古谷神社と呼ばれていたらしく
式内社・阿古谷神社に比定されている古社。
以前は、現在地の北400mの小字阿古谷口に鎮座していたが
明治初年に火災により炎上、
蓮華寺の守護社地に遷座、再建された。
旧鎮座地が鬱蒼とした森であったことから
森神社・森大明神と称するようになったとあり
現在の祭神は、大山祇命と八幡大神。
境内前の鳥居には「八幡宮」と書かれた扁額がある。
ただし、本来の祭神は土師部関連の祖神だと思われ
『但馬故事記』には彦湯支命・土師連祖吾笥命とある。
境内入口 | 参道鳥居 |
参道鳥居 | 参道鳥居 |
境内 |
稲荷社 | 社殿 |
拝殿内 | 本殿 |
創立年月不詳にして初め轟字阿古谷の口に鎮座し其地古木欝蒼として荘厳を極めしかば士民自ら森の宮と尊称せり延喜式の制小社に列し阿古谷神社と称す延寶七年本殿を再建し明治初年燈火より火を失して本殿以下を炎上す故に蓮花寺の守護社地へ移転し六年十月村社に列せらる。 −『平成祭データ』− |
【 森神社 (竹野町) 】