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伊智神社
いちじんじゃ
兵庫県豊岡市日高町府市場字楮根935
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式内社 但馬國氣多郡 伊智神社 |
兵庫県豊岡市(旧日高町)にある。
山陰本線・国府駅の南2Kmほどの府市場に鎮座。
312号線から東へ300mほどの
円山川が湾曲して流れる場所。
畑の中に、川に面して南向きの境内がある。
が、参道は西から入る。
参道を進み、左折して北上すると
植えられた参道脇に「式内 伊智神社」と刻まれた社号標。
さらに北上して鳥居をくぐると境内。
参道の正面に本殿があるが
拝殿は見当らなかった。
参拝は、五月の休日。雨の朝。
まだまだ暗く、社殿前の電灯に明かりが灯っていた。
というわけで、写真はかなり暗めだったので
少し画質を調整して掲載。
創祀年代は不詳だが、
境内の由緒書きによると、
大宝三年(703)三月、国司・櫟井臣春日麿が
その祖神を祀ったものだという。
近世までは、八王子大権現と称された神社で
式内社・伊智神社に比定されている古社。
社名の「伊智」は「市」に関連するもののようで、
鎮座地は府市場、祭神は神大市姫命。
北へ少し行けば但馬国国府のあった場所。
川を使った流通の要であった場所なのかもしれないが
洪水なども多そうで、社地の安定性に疑問があり、
式内社として疑問視する説もある。
境内の社庫に、
柏紋と三つ巴紋を組み合わせた紋が付けられていた。
はじめて見る珍しい紋だ。
境内の左右に境内社がある。
右手には、日吉神社。
左手には、五社神社。
五社神社は5つの神社を長屋形式で合祀したもの。
祀られているのは、左から
一宮神社、愛宕神社、須賀神社、芝神社、稲荷神社。
畑の中の社域の森 |
境内入口 |
参道 | 境内 |
境内 |
日吉神社 | 五社神社 |
本殿 |
注:(*於)は、方+令
−境内由緒書きより− |
【 伊智神社 (日高町) 】