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佐紀神社
さきじんじゃ
奈良県奈良市佐紀町1716
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奈良市佐紀町、平城宮跡近く、佐紀路沿い、御前池の東にある。
御前池の西にも同名の神社があり、同じく式内論社になっている。
誰もいない。こじんまりとした神社。
まわりを木々に囲まれていた、ひっそりとしている。
社伝によると、天武天皇二年(673)の創祀。
超昇寺の建立と同時に、鎮守社として祀られたという。
式内社・佐紀神社に比定されている古社。
鳥居扁額に「式内佐紀神社」と刻まれている。
参道脇に、わりと大きめの境内社らしき祠があったが詳細は不明。
『奈良県史』には、市杵島社、大国主社、祓戸社、弁才天の名がある。
境内 |
本殿 | 参道の境内社? |
佐紀神社 佐紀池と御前池の間の小高い森、小字亀畑に 鎮座。二条町の鎮守。祭神は天児屋根命・経津主命・六御県命。社伝によると天武天皇二 年(六七三)に鎮祀し超昇寺(現奈良市)の建立と 同時に鎮守神として尊崇され、貞観元年(八五九) には社殿を改修、寛平三年(八九一)に官社に列 し超昇寺が別当寺とされたが、治承四年(一一八 〇)に兵火により焼失した。文治六年(一一九〇) に再建、天正六年(一五七八)再度兵火に焼失し たという。境内には市杵姫神社・大国主神社の 二末社があり、これらは超昇寺僧の鎮護神で、 同寺廃絶後、明治頃に当神社へ移されたらしい。 例祭は一〇月一〇日。現在、当社と御前池を隔 てた西方にも佐紀神社があり、両社とも祭神を 同じくする。「延喜式」神名帳添下郡に「佐紀神 社」がみえ、この神社について「大和志」に「在 超昇寺村、今称大宮」と記す。 −『大和寺院神社大事典』− |
【 佐紀神社 (亀畑) 】