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色來神社
いろくじんじゃ
兵庫県豊岡市竹野町林字宮ノ谷1236−1
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式内社 但馬國美含郡 色來神社 |
兵庫県豊岡市にある。
山陰本線・竹野駅の南5Kmほどの竹野町林に鎮座。
竹野川に沿って1号線(日高竹野線)を南下し、
竹野町林の集落を西へ入ると、狭い道に境内入口がある。
鳥居の脇には「式内色来神社」と刻まれた社号標が立ち、
鳥居扁額には「色來大明神」と書かれている。
鳥居をくぐり参道の山道を少し登り、左手に曲がってさらに登る。
しばらく参道を上っていると、参道の石鳥居が見えてくる。
その鳥居をくぐって真っ直ぐ登ると、
少し開けた場所に境内社の祠が一つあるが、
当社境内へは、その鳥居をくぐらずに右手に引き返す方向へ進む。
尾根筋を歩いているような感じの参道を進むと、
社殿の建っている境内。
『式内社調査報告』には、本殿は萱葺流造と記されているが、
妻入りの社殿で流造には見えない。
参拝は五月の連休、朝の七時頃。
木々の茂った山道も綺麗に整備されていて歩きやすく
木々の間から射し込む太陽光の光の筋が美しい。
まるでハイキングをしているような参拝で、
ムチャクチャ気持ちが良かった。
創祀年代は不詳。
式内社・色来神社に比定されている古社。
当社の社号「色来」は「いろく」と読む。
一説には社地周辺が「色来谷」と呼ばれていたらしい。
伝承として、
当社鎮座地は現社地の南西約50mの平坦地にあったらしい。
参道の山道は、谷に沿うように上っているが
この谷を「廣瀧」と称したことから、
昭和初期までは、廣瀧大明神と称されていたという。
祭神は、國狹槌命。
異説として、色来大明神・大色来命・大入杵命など。
参道の途中にあった境内社には、
金毘羅神社・熊野神社・秋葉神社・愛宕神社・稲荷神社が
祀られている。
境内入口 | 鳥居 |
参道 | 参道 |
参道突き当たりに鳥居 |
鳥居 | 鳥居の奥に境内社 |
鳥居と参道、下からの参道は中央の暗い部分 |
参道 |
境内 | 社殿 |
御由緒
創立年月不詳にして此地一に色来谷と称するが故に社名を生ず延喜式の制小社に列し初め同村今林字廣瀧に鎮座せられしより一に廣瀧明神とも称し寶鏡宮寺尼宮門跡扁額を御染筆あらせらる元禄四年本殿を再建し明治六年十月村社に列せらる。
−『平成祭データ』− |