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大川神社
おおかわじんじゃ
滋賀県高島市朽木生杉村落西方の林の中
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式内社 近江國高嶋郡 大川神社 |
滋賀県朽木村(現高島市)にある。
滋賀・京都・福井にまたがる三国岳(776m)の東麓にある
生杉の集落から西へ300mの林の中に鎮座。
もう少し西へ行けば、福井県なのだ。
当日は小雨が降っていたが、
早朝に大津を出て、日の出直後に生杉に到着。
そこから西へゆっくりと車を走らせながら、
目を凝らして木々の林を探索。
小さな小屋のような建物があったので、
車を止めて、雨の中、田の畦道を歩いて近づく。
小川にかかる小さな橋を、滑らないように渡ると、
遠目には判らなかったが、林を囲むように細い鉄線のフェンスが設置されていた。
電流でも流れているのではないかと、用心しながらフェンスを越える。
小屋と見えていたのは、やはり社殿。
手書きの扁額に「大川神社」と書かれていた。
創祀年代は不詳。
当社は、現在、生杉にある日吉神社(大宮神社)境内に遷され、
境内摂社として祀られている神社。
『高島郡誌』によると、
社前の小川を大川という名前らしく、
附近を大川地内と呼ぶ。
三国岳から流れ出る川の源流近くに位置し、
祭神は不詳だが、社名などから川の神を祀ったものと思われる。
資料では、社殿は林の中ということで、
少し、彷徨う覚悟をしていたのだが、
車道から発見できるほど、林のはずれにあった。
それでも、知らなければ、普通の作業小屋と区別はつかないだろう。
社域 |
境内 |
社殿 | 本殿 | 扁額 |
【 大川神社 (朽木) 】