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桑原神社
くわばらじんじゃ
兵庫県豊岡市竹野町森本字苗原463−1
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兵庫県豊岡市(旧竹野町)にある。
豊岡駅の北西10Kmほどの竹野町森本に鎮座。
178号線を進み、江野トンネルを抜けた後、
森本で178号線から脇道へ下った場所、
北向きに参道入口がある。
竹野川のそばで178号線が高架状になっており、
見落としがちな位置にある。
参道入口から、緩やかに登る参道階段があり、
森の奥へと参道は続く。
鳥居の手前には「式内 桑原神社」と刻まれた社号標。
緩く登り、そしてカーブしている階段の参道を進むと境内。
参拝が朝だったためか、
境内の奥は、まだ朝霧が残って神秘的な雰囲気。
階段を上りきると、中央に本殿を納めた覆屋。
扉が開いていたので、中の本殿も撮影した。
境内の左右に、境内社の小祠が一つずつ。
創祀年代は不詳。
式内社・桑原神社に比定されている古社。
周囲には苗原遺跡があり、古代に桑原臣の居住していた地。
一説には、竹野川の上流、桑野本から移動してきたとも。
祭神は、稲倉魂神と大己貴命。
『国司文書 但馬故事記』には、久邇布命・天熊人命とあるようで、
『式内社調査報告』では
桑原臣の祖・久邇布命が本来の祭神か、と記されている。
境内左右の境内社は、『兵庫県神社誌』によると、
稲荷神社(稲倉魂命)と若宮神社(大宮比賣命)らしい。
参拝を終え、ゆっくりと深呼吸しながら参道を下る。
背後の霧の中の暗い森と鳥居の先に見える明るい光。
参道は長い距離ではないのだが、
異なる世界の狭間にいるという感覚。
参道入口 | 参道 |
鳥居 | 参道 |
朝霧の境内 |
覆屋 | 本殿 |
帰路の参道 |
【 桑原神社 (竹野町森本) 】