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與喜天満神社
よきてんまんじんじゃ
奈良県桜井市初瀬1
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式内社 大和國城上郡 志貴御縣坐神社 大 月次新嘗 |
奈良県桜井市にある。
近鉄大阪線・長谷寺駅の北東1Kmの初瀬に鎮座。
与喜山(天神山)の南西中腹に境内がある。
165号線から長谷寺への参道へ入り、
まっすぐに北東へ歩くと、参道入口が見える。
長谷川にかかる赤い橋を渡り、階段を登ると赤い鳥居。
鳥居の脇には「本朝菅廟十霊社随一 與喜天神宮」と刻まれた社号標。
当社の鳥居は両部鳥居の変形で、後ろにしか稚児柱がないのだ。
鳥居をくぐり、さらに階段を登ると境内。
境内は、一段高く垣の中に社殿が並ぶ。
中央に本殿。左右に二社・三社の境内社が並んでいる。
『長谷寺霊験記』によると、
天慶九年(946)天満天神の化身神殿太夫武麿が
長谷の滝蔵社・観音堂などに参詣したところ、
滝蔵権現が、伽藍の守護を天満天神に譲り、
東の峯は、断惑修善に良き地なのでその峯に住むように命じたため、
天神は雷神となって降臨し、与喜大明神と称したという。
一説には、村上天皇天暦二年(948)の勧請とも。
度会延経の『神名帳考証』では、
当社を、式内社・志貴御縣坐神社であるとする。
本殿左の境内社は、桜葉社・白太夫社。
右の境内社は、瀧倉神社・伊弉諾命社・伊弉冉命社。
神紋は天満宮なので、梅紋。
鳥居 | 参道 | 社号標 |
参道にある與喜寺跡 |
境内 |
本殿 |
本殿左の 桜葉社・白太夫社 | 本殿右の 瀧倉神社・伊弉諾命社・伊弉冉命社 |
【 與喜天満神社 (初瀬) 】