[HOME] > [神社記憶] > [関西地方] > |
|
穴目杵神社
あなめきじんじゃ
兵庫県豊岡市大篠岡377−1
|
|
式内社 但馬國城崎郡 穴目杵神社 |
兵庫県豊岡市にある。
豊岡駅の南東3Kmほどの大篠岡に鎮座。
円山川にかかる円山大橋を渡って、703号線を東へ進み
六万川を越えて500mほどの場所に、
道路に面して境内入口の鳥居が立っている。
社地は三開山の北麓。
鳥居をくぐり、参道階段を上った丘の上が、社殿のある境内。
階段の突き当たりに祠があり、左手に曲がると正面に拝殿が立っている。
拝殿の右手前には境内社の稲荷神社。
拝殿は舞殿のような構造で、
拝殿の後方には、覆屋の中に本殿。
本殿は三間社で、横に長い形式。
本殿の扁額には「八熊大明神」と記されている。
創祀年代は不詳。
式内社・穴目杵神社に比定されている古社。
本殿扁額にあるように、近世には八熊明神と称していたが
明治二年、現社号に改めた。
残念ながら「穴目杵」の由来は不明。
祭神は「船帆足尼命」。
後世の作と考えられている『但馬郡故事記』には
「崇神天皇九年秋七月、小江命の子・穴目杵命が
黄沼前(城崎)の県主となった。
九流比山(来日岳)に盗賊が出没したので
多遅麻(但馬)国造天日樽杵命に訴え、
これを討伐してもらった」とあり、
『兵庫県神社誌』には、この穴目杵命を
篠丘に葬って祀り、当社の起源とする記述がある。
境内社は、四社確認できた。
まず、鳥居脇に一つ。階段上に一つ。
社殿右前に稲荷神社。狛犬の傍に一つ。
『式内社調査報告』には、稲荷社の他に淡島社の名前があるが
どの祠かは不明。
社頭 | 参道階段 |
鳥居脇の祠 | 参道上の祠 |
境内 |
社殿 | 稲荷神社 |
社殿 |
覆屋 | 本殿 |
【 穴目杵神社 (豊岡市) 】