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兵主神社
ひょうずじんじゃ
兵庫県朝来市山東町柿坪字棚田972
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式内社 但馬國朝來郡 兵主神社 |
兵庫県朝来市(旧山東町)にある。
梁瀬駅から、南東に3Kmほどの柿坪に鎮座。
粟鹿神社の西2Kmの場所。
道路の突き当たりにある、こんもりとした森が境内。
周囲は水田地帯。
入口を入り、階段を登ると、2つの社殿が南向きに並んでいる。
右側の大きな社殿が本社社殿。
この社殿(覆屋)の中に本殿がある。
境内社は、左側の一社と、境内右手に赤い鳥居の祠がある。
創祀年代は不詳だが、
一説には、寛永14年(1633)の創立という。
あるいは、これは当地へ遷座した時期なのかもしれない。
また、社地の変遷は無いという説もある。
結局、不明。
天平9年(737)の『但馬國正税帳』には、
「朝来郡押坂神」とある押坂神が当社だとも考えられている。
式内・兵主神社の論社。
兵庫県には、兵主神社が多く、20社近く存在する。
式内社では全国に19社記載されている中で、但馬國内には7社もある。
兵主神は、『史記封禅書』に見られる、
「天主・地主・兵主・陽主・陰主・月主・日主・四時主」の一とされている武神。
新羅に対する防衛線として、但馬に兵主神を配したという説もある。
本殿の屋根には、菊紋と蔦紋が彫刻されていたが、
神紋かどうかはわからない。
社域の森 |
境内 |
社殿 | 拝殿(右側) |
拝殿の彫刻 |
参道と社号標 | 本殿 | 境内社 |
【 兵主神社 (朝来市) 】