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與位神社
よいじんじゃ
兵庫県宍粟市山崎町与位129
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兵庫県宍粟市にある。
中国自動車道山崎I.C.から29号線を
北上して8Kmほどの山崎町与位に鎮座。
29号線から少し西へ入ったところ、揖保川の西側。
道路に面して、高木の茂った杜(もり)。
木々の参道を歩き、境内に入ると正面に社殿。
拝殿の周りにも背の高い木が聳えている。
拝殿の後方に、垣に囲まれて流造の本殿。
垣の間から撮影すると、石組みの上に置かれているのがわかる。
参拝は、曇天の正月四日。
境内の隅に、少し雪が残る頃。
木々から零れる水滴に濡れながらの参拝。
明治四十二年九月五日、当社の北の丸山に鎮座していた
子勝神社を合祀。
子勝神社は、「播磨国内神名帳」に子勝明神と記されている古社。
現在の当社社殿は、その子勝神社のものらしい。
創祀年代は、
成務天皇十四年二月十一日とも、
欽明天皇二十五年二月十一日とも云われている。
これらの年月日は、当社から北へ5Kmの位置に鎮座している
伊和神社の創祀時期と同じもの。
当社と子勝明神は、伊和三社とも称して
伊和大神の眷属であるという。
当社祭神が素盞嗚命、子勝神社祭神は稻田姫命であり、
伊和大神の父母であると考えられているらしい。
ただし、但馬国養父郡に大與比神社という神社があり、
祭神は天日鉾(現在は葺不合尊)となっていることから、
素盞嗚命について疑問視する意見もある。
社殿の左手に境内社が一つ。
大歳神社(猿田彦命 大年神)、資料によっては歳神社とも書かれている。
この社は、もとは子勝神社境内にあった佐田神社だが、
子勝神社合祀の際に、遷座したという。
鳥居 | 参道 |
境内 |
拝殿 | 本殿 |
境内社 | 社殿 |
式内與位神社御由緒略記
−社前案内板− |
【 与位神社 與位神社 (宍粟市) 】