[HOME] > [神社記憶] > [関西地方] > |
|
等余神社
とよじんじゃ
兵庫県美方郡香美町村岡区市原字豊田497−2
|
||
兵庫県の香美町にある。
八鹿駅から北西へ25Kmほどの村岡区市原に鎮座。
9号線を西へ進み、さらに湯舟川に沿って北上する。
市原公民館付近で、9号線から西へ入り200mほどの場所。
境内入口に濃い茶色の鳥居が建っているが
鳥居扁額には「豊神社」と書かれている。
鳥居の右手に「式内 等余神社」と刻まれた社号標が建っており
正式名称は「等余神社」なのだが、「豊神社」と書いても通用するのだろう。
鳥居をくぐり参道を進むと正面に社殿。
赤い屋根の入母屋造拝殿の後方に、本殿を納めた覆屋がある。
創祀年代は不祥。
社号標案内には、平安時代初期の創建とあり
『式内社調査報告』によると、
貞観時代(859〜877)の勧請とある。
古くは坂本大明神とも称され、
何度か烏有に帰したらしいが、
正徳五年(994)八月、文中元年(1372)八月、
嘉永七年(1854)七月と、少なくとも三度にわたって再建された。
元亀元年(1570)の頃までは
市原、耀山、高井、寺河内、大糠、福西の
上寄六ヶ村の氏神であったが、
現在は市原の氏神。
式内社・等余神社に比定されている古社である。
境内には境内社の小祠が二つ。
社殿右手の境内社には赤い鳥居が2つあり、稲荷社だと思う。
資料によると、もう一つは秋葉神社だろう。
鳥居 | 境内 |
社殿 |
社殿 | 社殿 |
秋葉社 | 稲荷社 |
当神社は、平安時代初期創建と伝えられる延喜式内社で、
古くは上寄六ヶ村の氏神社であったが、安土桃山の頃に分離
して、専ら市原村の氏神社として崇敬され、現在に至る。 −社号標− 当神社は市原の氏神であって貞勧年間の創立と伝え、延喜式内小社に列し一説には坂本大明神と称したと言う。正暦五年文中元年嘉永七年社殿再建、明治六年村社に列し大正五年拝殿を新築、同年神饌幣帛料供進神社に指定され、昭和二十一年宗教法人届出をして現在に至る −『平成祭データ』− |
【 等余神社 豊神社 (香美町) 】