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稚櫻神社
わかざくらじんじゃ
奈良県桜井市大字池之内字宮地1000
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桜井市池之内の丘の上。農大の近くにある。
木々が刈り取られ、裸の丘の上にあるので、遠くからでも社殿が見える。
これも台風の影響か。木々の茂った状態を想像すると趣はある。
今、木々が無いので、境内からの見晴らしはすばらしいが。
創祀年代は不詳。
神功皇后三年春正月、磐余を都とし、
履中天皇も当地で即位したといい、磐余稚桜宮跡と伝えられる地。
当社を城上郡の式内社・若櫻神社とする説もあるらしいが、
当地が城上郡ではなく、十市郡であることから疑問視されいる。
本殿の左右に天満神社と高麗神社が鎮座。
高麗神社の祭神は、元来、神功皇后(気息長足姫命)であったが
神功皇后を本殿に合祀し、境内社であった住吉神社を
高麗神社に祀り直して、武内宿禰を祭神とする。
参道の燈籠には「天満宮」と刻まれたものもあり
当社が「天満宮」と称された時期があったようだ。
登り口の鳥居 | 拝殿 |
拝殿から本殿 |
社殿 |
天満神社 | 本殿 | 高麗神社 |
参道や境内に末社・石碑が多い。
天満宮燈籠 | 大神宮燈籠 | 愛宕山大権現 |
榊山遥拝所 | 不動明王 | 稲荷社 |
八坂神社 | 厳島神社 |
わからない | 稲荷大明神 | 三寶大荒神 |
金毘羅大権現 | 冨士大権現 | 天照皇太神宮 春日大明神・八幡大菩薩 |
稚桜神社 池之内集落東方の小丘上に鎮座。旧村社。履 中天皇の磐余稚桜宮跡と伝え、付近に東口・古 池・滝ヶ様などの小字があって、磐余の市磯池 の存在もうかがわせ、古樋の埋没地もある(続桜 井町史)。「延喜式」神名帳城上郡の「若桜神社」 とする説もあるが、桜井市谷の若桜神社も式内 社と称する。池之内が延喜年間(九〇一〜九二三) に城上郡に属していたかには問題がある。祭神 は気息長足姫命(旧末社高麗神社祭神)・出雲色男命・去来穂別命。 宝暦九年(一七五九) の藤堂藩領桜井組神社改帳(桜井町史)では「天満宮」とされている。 −大和・紀伊『寺院神社大事典』− |
【 稚桜神社 稚櫻神社 】