[HOME] > [神社記憶] > [関西地方] > |
|
大川神社
おおかわじんじゃ
京都府綾部市栗町上村5の乙
|
||
式内社 丹波國何鹿郡 佐陁神社 |
京都府綾部市にある。
綾部駅の北西3Kmほどの栗町上村に鎮座。
駅から北上して由良川を渡り、74号線を西へ。
栗町上村あたりで、74号線から北上すると、参道入口がある。
参道入口は西向きで、鳥居の背後には参道の木々が聳えている。
鳥居をくぐり参道を進むと、砂利の境内。
境内奥(東側)の石段の上に社殿がある。
参拝は八月、休日の早朝。
日が昇る前なので、まだ少し暗くひっそりとした境内だった。
社殿は本殿覆屋に庇が付けられた形。
庇の部分が拝殿を兼ねている構造と呼べるかもしれない。
社殿の斜め前に、注連縄で結ばれた二本の木があり、
根元に石が置かれている。
傍らに石碑があり、
「若宮神社・大嶌神社・澤神社・廣峯武大神・愛宕神社」
の遥拝所と刻まれている。
これらの社は、栗町周辺の神社だろう。
創祀年代は不詳。
鎮座地の字を佐陁尾といい、
昔から佐陁大川明神と称され
式内社・佐陁神社の論社とされている古社。
社伝によると、式内社・佐陁神社に大川大明神が勧請されたもので
その時期は天長二年(825)だという。
祭神は大山祇命だが異説も多く、
伊奘冊尊であるとか、佐太大神であるとか。
社殿の左手に宝物庫があり、巴紋が付けられている。
社殿の右手には境内社の祠。
稲荷大明神・厄除大明神・秋葉大明神の三祠があり
その横に、大原神社遥拝所の小さな石碑が立っている。
神社背後の山麓には、上村古墳群があるらしい。
社頭 | 鳥居 |
参道と境内 |
社殿 |
社殿 | 本殿 |
社前の遥拝所 | 境内社 |
【 大川神社 (綾部市) 】