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八幡神社
はちまんじんじゃ
滋賀県長浜市余呉町椿坂132−1
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滋賀県長浜市(旧余呉町)にある。と言ってもほとんど福井。
余呉湖の北10Kmの椿坂に鎮座。
余呉駅から北国街道(365号線)を北上し、
椿坂の集落で、街道を西へはずれた場所に、
西向きの、鬱蒼と高い木々の茂った社域の森がある。
道に面している階段を上ると境内。
境内全体が木蔭になっており、外界と違って暗い。
その境内の奥に、本殿がひとつ。
創祀年代は不詳。
社伝によると、白雉元年、社殿が建設され、
天照皇大神、八幡大神、大山咋神の神霊を合わせ祀ったという。
本来、椿井大明神と称したが、
上代椿井村と称していた地名が、江戸時代に入り、椿坂と改めたので
社号も八幡神社と改称した。
『式内社調査報告』によると、式内社・椿神社の論社である
椿神社が合祀されているらしいが、
椿神社の由緒は不祥。
当社祭神の猿田彦命が、椿神社の祭神と思われる。
同書によると、椿神社にて、
湖北地方特有の特殊神事「オコナヒ」が行われている
(あるいは行われていた)らしい。
「オコナヒ」神事では、二月二日に餅撒きを行い、
お鏡を供えて大般若経を読むという。
社号標 | 社域 | 参道階段 |
暗い境内 |
社殿 | 本殿 |
当社から北へ少し歩き、集落の中央あたりまで行くと、
道のそばに空き地がある。
ここが、八幡神社に合祀された椿神社の古社地。
中央に「椿神社跡」と刻まれた新しい石碑が建っているので、
最近、整備された雰囲気。
椿神社古社地 |
【 八幡神社 (余呉町) 】