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大水別神社
おおみずわけじんじゃ
滋賀県長浜市余呉町池原603
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式内社 近江國伊香郡 太水別神社 |
滋賀県長浜市(旧余呉町)にある。
余呉湖の北3Kmの池原に鎮座。
365号線から少し西に入った場所に境内があり、
田の畔のような参道の入口に、
「式内 大水別神社 同 大浴神社」の社号標が立つ。
参道を歩き、鳥居をくぐると広い境内。
正面に一段高く、社殿が並ぶ。
境内右手から、大日如来を祀る大日堂。
中央に大水別神社拝殿があり、拝殿後方に、白い覆屋の中の本殿。
社殿の左には、境内社・大浴神社の小祠がある。
創祀年代は不詳。
祭神・天乃水分神は、片岡郷の用水水源の守護神で、
往古は、水源である行市山の東麓に鎮座していたが、
賤ヶ岳の合戦時の兵乱により、大日堂境内に遷座。
式内・大水別神社の論社で、
当時は井明神とも称されていたという。
境内社・大浴神社も、式内・大浴神社の論社。
杉の木の繁茂する大浴の森の前方に、
釜ヶ淵があり、大蛇が住んで、人々を苦しめていた。
そこで、大浴の森に大己貴命を祀ったところ、大蛇は消えたという。
その後、戦乱の際、御霊を岩窟に隠し納め、
兵乱の鎮まった後、大水別神社境内の稲御魂社へ合祀した。
社殿には、桐紋と菊紋が付けられていた。
が、『滋賀県神社誌』によると「左三つ巴」らしい。
参道 | 鳥居 |
境内、左手に拝殿、右手に大日堂 |
社殿、左に境内社・大浴神社 | 大日堂 |
社殿 |
大浴神社 | 太水別神社 本殿覆屋 |
【 大水別神社 (余呉町) 】