[HOME] > [神社記憶] > [関西地方] > |
|
石井神社
いわいじんじゃ
京都府京都市西京区大原野石作町586
|
|
式内社 山城國乙訓郡 石井神社 |
京都市西京区、石作にある。
阪急東向日駅から西へ6Kmほど。
大原野神社からさらに西へ入った場所。
狭い道路が湾曲し、金蔵寺へ向う道から少し登ると、
小川にかかる小さな石の橋がある。
その石橋を渡り、山道の参道を数分登ると竹薮に囲まれた小さな境内がある。
境内の奥に赤い祠が立つ。
祠には、磐裂大神とのみ記され、社名の確認が出来なかったが、
『式内社調査報告』にも当社の写真が載っていた。
昭和28年まで、当社の北西1Kmにある金蔵寺境内の
御香泉という湧水の側に祀られていたが、
氏子の方々が近くに祀りたいということで、現在地に遷座。
たしかに民家に近い場所だが、かなり辺鄙な山の中腹にある。
参道入口にも案内はなく、「ある」と確信していなければ
辿り着けない場所で、竹薮の中の社殿は、
それなりに神域となっていた。
古社地である金蔵寺境内には石垣に囲まれた
境内地が残されているらしいが、未確認。
南春日町のバス停から、30分ほど歩き、
さらにウネウネと続く道を見て、
金蔵寺へ行く気にはならなかった。
境内右手には、境内社が一つ。
三王社(大山祇神)らしい。
参道入口 | 鳥居 | 境内社 |
境内 |
石井神社(いわいじんじゃ)
式内社である。三代実録に元慶四年従五位下授けたとある。山城志にも記されている。
清水を神格化した古社なり。雲生水とも云ひ、清冽な涌水のある金藏寺護摩堂の北清泉の
上に祀られていたが、氏子の人々が近くに祀りたいと云ふので現在地に鎮座す。−『平成祭データ』− |
【 石井神社 (西京区) 】