[HOME] > [神社記憶] > [関西地方] > |
|
丸田神社
まるたじんじゃ
京都府京丹後市久美浜町甲山亀石1313
|
|
京都府京丹後市にある。
甲山駅の北西に聳える兜山(192m)の南麓に鎮座。
甲山駅から178号線を4〜500m北上し、
川を越えた付近で川沿いの道を西(左)へ入り、
4〜500mほど進むと、川に面した境内がある。
鳥居をくぐり、参道階段を上って折り返すと、灯篭が一基。
さらに折り返して進むと、神門のような割拝殿のような社殿。
その割拝殿をくぐると、石組の上に社殿がある。
境内は苔むしており、雰囲気の良い神社。
境内中央に入母屋造の拝殿があり、後方に本殿覆屋がある。
参拝は夏休みの午前中。
山の斜面にある境内は、彼方此方に木漏れ日が溢れていた。
参拝を終え参道を下っていると、
参道の途中にある灯篭と、
その足元に埋まった苔むした岩が良い感じだったので
上に掲載してみた。
残念ながら、僕の拙い文章や写真では、うまく伝わらないのだが。
社伝によると、垂仁天皇の御代の勧請。
丹波国川上の豪族、川上麻須により勧請された古社。
式内社・丸田神社に比定され、
同じく式内(論)社である、甲山山上の熊野神社を奥宮とした
里宮にあたるらしい。
社頭の案内によると、当社は甲山中腹の人喰岩を遥拝する神社。
人喰岩は、別名人面岩(ババ岩)とも呼ばれ、
大きく口を開けたような形状らしい。
が、見ていないのだ、残念。
参拝後、甲山へ登る途中、人喰岩に参拝する予定にしていたのだが、
甲山山頂まで車で登れてしまい、人喰岩のことを忘れてしまった。
歩いて登れば良かった。
また、川の対岸にあるという「矢田神社の御旅所拝岩」にも気付かなかった。
真夏の参拝は、時折、記憶が曖昧になるのだ。
社頭 | 鳥居 |
参道階段 | 参道から鳥居 |
割拝殿 | 境内 |
境内 |
社殿 |
由緒 当神社の創立は古く 垂仁朝の時
川上麻須の勤勧請による。当社は神体
山甲山山上の式内社熊野神社(奥宮)の
里宮として大膳職(食物)の神を祀ったもので、
式内社中丸田神社と言うは当社のみである 境内社には蛭子神社が祀られている。当社 は背後に甲山の磐座(人喰岩)を拝し前面の 鳥居燈籠参道は海(現在は川)に向って造られて いる。神社と磐座との中間に古代祭祀遺蹟 があり正面の対岸には矢田神社の御旅所拝岩 がある。尚甲山(兜山)は神山の転訛であり 亀石は神石(人喰岩)の転訛と言われる。 −社頭案内板− 当社の創立は最も古く、垂仁天皇の代川上麻須の勧請に係れりという。大日本地名辞書にも「延喜式丸田神社は神野村字甲山に存ず」といえるはすなはち当社なり。往古は祭礼にも神輿ありしか慶長年中その古式を廃せりと古老の口碑にいう −『平成祭データ』− |
【 丸田神社 (久美浜町) 】