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長田神社
ながたじんじゃ
兵庫県神戸市長田区長田町3−1−1
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式内社 攝津國八部郡 長田神社 名神大 月次相嘗新嘗 |
神戸市長田区にある。
神戸市営地下鉄・長田駅の北西500mほどの場所。
境内入口は南側。参道の先に赤い神門。
神門をくぐると、正面に社殿があり、
社殿の後方、垣に囲まれて本殿が鎮座。
参拝したのはGWの雨の早朝。
徳島を夜明け前に出発し、風雨の中、鳴門大橋を越えた所で、
本来なら、そのまま琵琶湖を目指すはずだったが、
急に、思い立って、神戸で高速を降り、当社へ参拝した。
境内ではラジオ体操が行われていた。(雨なのに)。
神功皇后が新羅征伐の後、難波へ凱旋の折り、
武庫の水門(みなと)において、
「吾が御心長田の国に祀れ」というお告げを受け、
山背根子の娘・長媛をして創祀せしめた神社。
ちなみに、廣田神社の縁起も同じような話で、天照大神を祀っているが、
廣田神社を創祀した葉山媛は、長媛の姉。
ということで、鎮座1800年を越える古社なのだ。
祭神は、事代主神。
国津神で唯一の宮中神殿八神の一柱。
ゆえに皇室の崇敬が篤く、明治29年には官幣中社に列せられた。
垣の内側に2つの境内社がある。
社殿の左側が八幡社、右側が天照皇大御神社。
境内の左手には、蛭子社と出雲大社。
その中央に大国の石像。
右手には、松尾社と月読社。
京都の松尾大社の摂社にも月読社がある。
松尾と月読はセットなのだろうか。
境内の奥には、楠宮稲荷社。
楠宮稲荷社の社殿の後ろに大きな楠がある。
痔病平癒に霊験があるらしく、
この楠に宿る神の化身が「赤エイ」。
境内には、赤エイの絵馬が奉納されている。
境内図を見ると、楠宮稲荷社の左手奥に、
鬼室というものが記されていた。
行って見たが、庫のような建物。
当社の神事追儺式で鬼に扮する場所らしい。
鳥居 | 参道 |
境内 |
神門 | 社殿 |
社殿 |
本殿左から(垣内に八幡社) | 本殿右から(垣内に天照皇大御神社) |
楠宮稲荷社 | 楠宮稲荷社後方の楠と赤エイの絵馬 |
蛭子社・出雲大社 | 月読社・松尾社 |
長田神社 御由緒 神功皇后摂政元年(西暦二〇一年)御神託により此の地に創祀されたと傳えられる我国有数の名社である。事代主神は、古来、皇室守護、国家鎮護の神として、全国的に篤く信仰されている。 特に毎月一日、十五日は古くより御縁日として賑わい市民より「長田さん」と仰ぎ親しまれ、氏子崇敬者は常に高き御神恩に感謝奉賽の誠を捧げている。新年初詣の盛況は、全国的に有名で宏大無辺の御神徳の表徴である。 −『平成祭データ』− |