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黒田神社
くろだじんじゃ
滋賀県長浜市木之本町黒田1697
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式内社 近江國伊香郡 黒田神社 |
滋賀県長浜市(旧木之本町)にある。
木之本駅の北西2Kmほどの黒田に鎮座。
365号線の近く、余呉川の北にある。
境内入口に、小さな石の太鼓橋があり、その奥に小さな石の鳥居。
這ってくぐるようになっている。
昔の写真には載っていないので、新しいものだろうか。
そこから参道が続き、境内に入ると、普通の鳥居。
境内は、広場のように広くて、
境内の左側に、参道が改修されているようで、
赤いコーンが並んでいた。
参道の正面に拝殿があり、拝殿の後方、垣の中に本殿がある。
創祀年代は不詳。
社伝によると欽明天皇の御宇(540)の創始。
祭神の黒田大連とは、和銅年間、当地を開拓した神。
当社の背後にある森崎山には、
円墳六基からなる黒田古墳が存在することから、
古代に繁栄していた一族の祖神を祀ったものと思われる。
式内社・黒田神社に比定されている神社。
案内板によると、天正十一年(1576)賊ケ岳の戦火で焼失し、
隣郷の大澤神社に合祀されていたが、
明治九年氏子の念願により、元の社地に再建遷座されたという。
本殿の左に一つの境内社。
右にも幾つかの祠が点在している。
『平成祭データ』には、摂末社として以下の三社が記載されているが、
どの祠が、どの社かは不明。
稲荷神社(稻倉魂命)、澤渡神社(綿津見神)、穴師神社(金山彦命)。
赤い祠が、たぶん稲荷社だと思う。
『式内社調査報告』には、上記の他に、三社が記載されている。
森崎八幡神社(応神天皇)、若宮八幡神社(大鷦鷯命)、東山神社(猿田彦命)。
拝殿の賽銭箱に、三つ巴の紋が付いていた。
小さな石の太鼓橋と、小さな石の鳥居がキュート。
境内入口に小さな石橋 | 小さな石鳥居 | 社号標 |
境内 |
拝殿 | 垣の中に本殿 |
本殿 | 本殿横から |
境内 | 境内 |
本殿左の境内社 | 本殿右の境内社 | 境内社 | 境内社 |
当社は欽明天皇の御宇(五四〇)の創始と
伝えられる。和銅年間(七一〇)黒田大連此
の地に繁栄し、郷名を黒田郷と称し、その一
族の奉祀に係り、森崎黒田大明神とあがめ、
黒田五郷の総社で延喜の制定されるや国幣の
小社に列せられた名社である。 当社は住昔しばしば兵火に羅り承久の乱(一 二二一)で社殿焼失し、続いて元亀の頃(一五 六〇)またしても兵乱のため、降つて天正十 一年(一五七六)賊ケ岳の戦火で余燼は神殿 社宝をも鳥有に帰し再建の事ならず、隣郷の 大澤神社に合祀奉斎されてきたが、明治九年 氏子の永年の念願稔り元の社地に再建遷座さ れた。かつて近江源氏と称した佐々木源三秀 義公の後胤黒田左衛門尉大夫伴官源宗清公当 地を領し、姓を地名よりとつて黒田氏と称し 七世に及び間当神社を氏神として崇敬篤く献 進が寄せられた。 例大祭 四月十七日 特殊祭儀おこない 二月十七日 六組の塔主によって厳修される −境内案内石板より− |
【 黒田神社 (木之本町) 】