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耳井神社
みみいじんじゃ
兵庫県豊岡市宮井字大門215
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式内社 但馬國城崎郡 耳井神社 |
兵庫県豊岡市にある。
山陰本線・豊岡駅の西2.5Kmほどの宮井に鎮座。
奈佐川の北、光雲寺の西側に、道に面して、
南向きに、民家の間に参道入口がある。
参道の両脇には、綺麗に刈り込まれた生垣。
参道の奥に鳥居が見えるが、
その先は霧の中。
五月の早朝、当日二社目の参拝だが、
周囲の山や畑には、朝霧が漂っていた。
参道を進み、鳥居をくぐり、さらに参道を進む。
参道階段を上ると、もう一つの鳥居があり、
さらに参道と階段を上ると、社殿のある境内。
参道正面に本殿を納めた覆屋がある。
戸の格子から中を覗くと、
本殿らしき祠の右側にも、もう一つの祠がある。
天武天皇白鳳三年六月、
城崎郡司・物部韓国連鵠が
黄沼前縣主・耳井命を祀ったのが創祀。
だが、現在の祭神は御井神で、
耳井命を祀ったという伝承は、後世の付会と考えられている。
中世後期、
山名氏の麾下に属し、宮井集落西方の城ノ谷に
城館を構えていた篠部伊賀守が
守護神として尊崇したといわれる古社。
式内社・耳井神社に比定されている神社で、
もとは、現在地の西南200mの神処と称する地にあったという。
境内の左手、階段を上ってすぐの場所に
傾いた祠があるが、中は空で、何も無かった。
ひょっとすると、祠が傾いて危険なので
中の社殿を、本殿覆屋に移したのだろうか。
『式内社調査報告』には、
「本殿の右手には合祀された阪谷神社の拝殿があり」
と記されている。
参拝を終え、参道を戻り始めると、
うっすらと朝霧が晴れて、田畑の向こうの景色が見え始めてきた。
参道生垣に、白い幕のようなものが見えたので
しゃがんで観察すると、生垣に張られた蜘蛛の巣に
水滴が付いて光っていた。
参道入口 | 参道 |
鳥居 |
参道 | 参道 |
鳥居 | 参道階段と灯籠 |
境内と社殿 |
覆屋 | 内部の祠 |
【 耳井神社 (豊岡市) 】