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和奈美神社
わなみじんじゃ
兵庫県養父市八鹿町下網場156
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兵庫県養父市にある。
JR養父駅の南1Kmの網場(なんば)に鎮座。
312号線と9号線が三差路になっている場所。
宮越交差点の北側に、広いアスファルトの駐車スペースがあり、
その北側に境内があり、鳥居が建っている。
鳥居をくぐり、参道階段を上ると狭い境内だが、
最近整備されたようで、植栽も整っている。
境内の社殿は、拝殿と本殿覆屋が繋がった形式で、
拝殿の扉から、内部に流造の本殿が見える。
創祀年代は不祥。
『日本書紀』垂仁天皇二十三年によると、
垂仁天皇の皇子・誉津別王は、
30歳になっても言葉を喋らなかったが、
ある日、空を飛んでいる鵠を御覧になり、
初めて何物であるかと仰った。
天皇は大いに喜ばれ、天湯河板挙命にこの鵠の捕獲を命じられた。
天湯河板挙命はこれを追い、
和那美の水門に網を張り、鵠を捕獲して献上。
その功績によって、鳥取造の姓を賜ったという。
その和那美の水門の故事により創祀された古社で、
式内社・和奈美神社に比定されている。
和奈美(和那美)とは、罠・網のことで、
鎮座地名(網場)もこの故事に由来するもの。
「和那美の水門」該当地の伝承は、各地にあるが
円山川に近く、交通の要衝である当地が有力な候補地なのだろう。
社頭 | 参道 |
境内 |
社殿 | 本殿 |
【 和奈美神社 (養父市) 】