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岡神社
おかじんじゃ
滋賀県米原市間田96
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式内社 近江國坂田郡 岡神社 |
滋賀県米原市にある。
近江長岡駅の北3Kmほどの間田に鎮座。
248号線を北上し、365号線と合流して西へ100mほど。
境内入口は南向き。
鳥居の右手に「式内岡神社」と刻まれた社号標。
参拝が年末だったので、
鳥居の脇には角松が飾られ迎春準備が整えられていた。
鳥居をくぐり50mほどの参道を北上すると境内。
境内のアチコチに石があるのだが自然のものだろうか。
拝殿の左手に大きな岩が祀られている。
入母屋造拝殿の後方に垣に囲まれて流造の本殿。
本殿の左手にも、石が祀られている。
境内の案内に「岡神社庭園解説」とあり
巨石を組んだ庭園の解説があるのだが
なぜか、写真に撮っていない。
気づかなかったのか、見落としたのか。
白雉三年の創祀と伝えられる古社で
式内社・岡神社の論社の一つ。
白雉元年、出雲国の人々が当地に移住し
大原郷開拓に際し、伊吹山より姉川の水を引き養水の便を計り開墾地に灌漑。
工事の落成した三年五月、五穀豊穣を祈願し、岡山に祠を築いたのが当社の起源。
祭神の皇産靈大神は、大梵天王神とも云われて、
天王宮とも称されていたが鎌倉時代には荒廃していたという。
後、近江の守護佐々木氏の崇敬篤く、代々、社殿の造営が行われた。
相殿の神々六柱は、『平成祭データ』では祭神不詳となっているが
『式内社調査報告』には、倉稲魂命、大田命、大宮姫命、
瓊々杵命、正哉吾勝速日天忍穗耳命、大鞆和気命、建小広国押楯命とあり
明治四十二年に合祀されたものとある。
延宝三年の調書によれば、当社は間田、小田、春照、井之口、
本庄、本庄中、高番、村居田、坂口、鳥脇、観音寺、野一色、
上夫馬、下夫馬、市場、産所、市場中、池下村などの
大原庄十八郷の惣社であったという。
明治十四年四月二十五日郷社に列した。
神紋は、左三つ巴紋と、平四ツ目七ツ割紋。
四ツ目紋は、パトロンであった佐々木氏の家紋なのだと思う。
本殿の左手に石に祀られた境内社が一つ。
さらに境内の左手に立派な参道を持つ境内社の石祠が一つ。
ともに社名は未確認。
『滋賀県神社誌』には、境内社として秋葉神社とあり、
『平成祭データ』には、他に石清水八幡宮の名も見える。
鳥居 | 参道 |
境内 |
拝殿横の岩 | 拝殿 |
境内社殿 |
境内社 | 境内社と本殿 |
境内社と本殿 |