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長柄神社
ながらじんじゃ
奈良県御所市大字名柄字宮271
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御所市名柄にある。
葛城の道と24号線の間。通称、姫之宮。
高鴨神社から、テクテクと考え事をしながら歩いて行き過ぎた。
奈良の街中にある普通の神社だった。
地名は現在、名柄だが、昔は長江、それが長柄に変化したと、
境内の案内に書いてあった。
創祀年代は不詳。
式内社・長柄神社に比定されている古社。
『日本書紀』に、天武天皇九年(680)九月九日、
「朝嬬に幸す。因りて大山位より以下の馬を長柄杜に看す」
と記されている神社。
祭神は下照姫命だが、八重事代主命とする説もある。
長柄首が祖神を祀った神社だと考えられている。
境内左手に境内社が三社並んでいるが、
『式内社調査報告』には、八坂神社、一言主神社の名が載っている。
拝殿 | 拝殿左手の末社 |
本殿 |
社号標 | 拝殿内の祠? | 名柄神社と刻まれた燈籠 |
【由緒】
創立年代、爾後の事蹟不詳。延喜式には「長柄
神社鍬靫」とみえ、天武紀九年の條によると、長柄社
で馬を看(みそなは)したと言ふ記事がある。又、『春日神社文書』
應永二十五年伴田庄注進状に記す「ナカラノミヤ」は當社
に該當する。境内の西南隅の水鉢を収める小建造物は、金
剛山中の朝原寺から移したものである。 【祭祀】 例祭日 十月二日。 −『式内社調査報告』− |
【 長柄神社 】