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櫛玉命神社
くしたまのみことじんじゃ
奈良県高市郡明日香村大字真弓字宮山51
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奈良県の明日香村にある。
飛鳥駅の南西。丘(山)の上に鎮座。
拝殿は無く、一段高いところに、瑞垣。中に本殿。
創祀年代は不詳。
一説に、仲哀天皇の御代、櫛玉彦命(櫛玉命)の後裔・荒木命に
巨勢の地三十代を賜って、祖神を祀らしめたという。
荒木命は、祖神が高皇産霊神で、その後に櫛玉彦命、天明玉命と続く
玉造連の租である。
祭神の名を見ていると「玉集め」のようだ。
江戸初期頃から八幡宮と称されていたが、
明治になって社号・祭神を元に戻したらしい。
境内入口 | 境内 |
瑞垣と鳥居 |
境内の牛頭天王社 社殿は無く石がある | 本殿 | 若宮社 社殿は無い |
櫛玉命神社 真弓集落南の小高い平地に鎮座。祭神は櫛玉 彦命・櫛玉姫命・天明玉命・豊玉命。「延喜式」神 名帳高市郡の「櫛玉命神社四座並大、月次新嘗」に擬 定される。旧村社。近世には八幡社と称したが、 明治頃に社名・祭神を変更。式内櫛玉命神社は 飛鳥坐神社の裔神と考えられ(貞観一〇年六月二 八日「太政官符」類聚三代格)、天安三年(八五九)一 月二七日、従五位下から従五位上を授けられた (三代実録)。玉作連がその祖神を祀ったものと みられているが、櫛玉は奇霊の義か。 −『大和・紀伊 寺院神社事典』− |
【 櫛玉命神社 】