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思往神社
おもいやりじんじゃ
兵庫県豊岡市日高町中字大道ノ下326
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式内社 但馬國氣多郡 思往神社 |
兵庫県豊岡市にある。
山陰本線・国府駅の西3Kmほどの日高町中に鎮座。
八代川に沿って、1号線を西へ走ると、
小学校のそば、1号線に面して、
南向きの小さな境内がある。
境内には、石鳥居と拝殿。
拝殿の後方には、本殿覆屋と境内社の小祠(若宮)が一つ。
覆屋には「式内 思往神社」と書かれた扁額が掲げられている。
覆屋の格子の扉は閉まっていたが、
中を覗くと、小振りだが均整のとれた本殿が安置されている。
創祀年代は不詳。
「思往」と書いて「おもいやり」と読むようで
小学校の前にふさわしい名前の神社。
式内社・思往神社に比定されている古社だが、
中古には、赤藤大明神と称していた。
また、鎮座地名が中だからだろうか、中の宮とも呼ばれている。
文化十四年(1807)、本殿を再建。
明治三年、社号を旧称(思往神社)に戻し
明治六年、村社に列した。
祭神は、「思」の文字から思兼命とされているようだが、
「思往」は田心姫のことであるという説もある。
覆屋内部の本殿には「賽銭泥棒」への警告文書が張られていた。
こんな小さな神社の賽銭も盗まれるのだろうか。
やり切れない気分を感じながらの参拝だった。
社域 |
境内と拝殿 | 本殿覆屋 |
覆屋と境内社 | 覆屋内部の本殿 |
【 思往神社 (豊岡市) 】