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三野神社
みのじんじゃ
兵庫県豊岡市日高町野々庄字下小屋782
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兵庫県豊岡市にある。
国府駅の南東1Kmほどの日高町野々庄に鎮座。
国府駅と円山川の中間あたりに、道に面して南向きの境内。
境内は垣に囲まれておらず、オープンな感じ。
鳥居の左脇に「式内三野神社」と刻まれた社号標があり、
境内の奥に、社殿が一つ。本殿を納めた覆屋だろう。
社殿の前、左右に狛犬と灯籠があるだけのシンプルな神社。
境内の左手に赤い金属製の鳥居が一基あり
境内社の祠が一つ。稲荷社だろう。
創祀年代は不詳。
式内社・三野神社に比定されている古社。
雄略天皇三年(459)但馬国造黒田大連が、
天湯河板挙命の子孫である美務連嘉摩を召し抱え、
鳥取部として鳥を取らせ料理を作らせた。
その功績により、美務連嘉摩の祖先を祀らせて
美務神社としたのが、当社・三野神社であるという。
中世には紀州熊野神社から十二所権現を勧請し
「十二所権現」とも呼ばれていた。
野々庄と芝村の産土神として、神人は居らず、
村が管理運営する神社だったらしい。
明治三年、三野神社と復称し、明治六年村社に列した。
祭神には諸説あり、上記伝承の天湯河板挙命(天湯桁命)や
三野前国造の祖・彦坐命とする説など。
『平成祭データ』や『兵庫県神社誌』では師木津日子命。
師木津日子命は、安寧天皇の御子。
境内の隅にブランコが一つ。
雑草は綺麗に刈り込まれている。
社頭 | 鳥居 |
境内 |
境内社 | 社殿 |
【 三野神社 (日高町) 】