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椋橋神社
くらはしじんじゃ
兵庫県美方郡香美町香住区小原827−1
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式内社 但馬國美含郡 椋橋神社 |
兵庫県の香美町にある。
香住駅から、矢田川に沿って4号線を6Kmほど南下した、
香住区小原に鎮座。
4号線から西へ入ると、集落の奥に境内。
境内入口に鳥居が立ち、
参道を進むと奥に社殿。
参道脇には、薬師銅や大師堂などのお堂が建っている。
が、当社参道が遍照寺の境内の一部なので
遍照寺のお堂なのかもしれない。
さらに参道を進むと、大きな樹木が聳えており
奥に、苔むした境内と社殿が見える。
社殿は、本殿を納めた覆屋。
内部には、彫刻が施された本殿。
前面の唐破風の上に、鬼の面(彫刻)があり
ちょっと驚いた。
社伝によると、太古、
祭神・伊香色乎命(饒速日命六世孫)、
鮭に命じて、日本海より矢田川遡って調査。
当地を「吾宮居すべき地なり」と鎮座し給うという。
また、当社を木原大明神と称し、
祭神が召した鮭は、矢田川をさらに遡り
七味郡山田村に至り、鮭大明神として仰がれているという。
天武天皇白鳳十三年(684)七月、伊香色乎命の十六世裔である
美含郡司・椋椅部連小柄が、その祖を祀ったのが当社の起源。
異説として、
天平宝宇五年(761)、城州の人・法尓和尚が
当地を廻っていた時、奇瑞を得て、宮を建て
天照皇大神を祀ったという。
法尓和尚の住んでいたのが洛陽の椋橋山であったので
椋橋神社と号し、遍照寺の鎮守としたという。
式内社・椋橋神社に比定されている古社で
明治六年十月、村社に列した。
社殿の右手前に境内社を納めた建物があるが
詳細はわからない。
『兵庫県神社誌』には、境内社として
八幡神社、香椎神社、日吉神社、八坂神社の名が記載されている。
鳥居 |
薬師堂 | 大師堂 |
境内 | 社殿と境内社 |
社殿 |
本殿 | 屋根に鬼面 |
【 椋橋神社 (香美町) 】