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赤山禅院
せきざんぜんいん
京都府京都市左京区修学院開根坊町
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比叡山延暦寺別院 |
京都市左京区にある。
叡山電鉄修学院駅から東へ延びる修学院離宮道を1Kmほど。
修学院離宮の北西に接するように鎮座。
参拝当日は、前日からの雪で歩道が凍っていた。
参道入口の鳥居から、
雪の白い花が咲いたような木々の参道を歩くと境内。
階段を少し登ると正面に拝殿がある。
(寺院でも拝殿と言うのだろうか?)
境内右手には不動尊を祀る不動堂。その前には大きな念珠の輪。
境内右手に地蔵堂、弁財天。
拝殿の後方に、垣に囲まれた本殿があり、
本殿前にも念珠の輪が設置されている。
本殿後方、小川を挟んで稲荷社。
境内右後方に福禄寿像を祀る福禄寿殿がある。
福禄寿殿そばの階段上には金神社や歓喜天、相生社などがある。
天台宗比叡山延暦寺の別院だが、現在は独立の寺院。
山門修験(千日廻峯行)の寺。
創建は仁和四年(888)。
第三代天台座主円仁が、唐で修行中、
山西省の清涼山で、引声念仏を学んでいたときに
赤山大明神が出現し、円仁を守護して、日本へ来ると告げた。
円仁が帰朝した後、その遺言により弟子の安慧により
この地に勧請されたのが起源。
比叡山に西麓・日吉大社とともに、天台の鎮守の社である。
赤山明神は、天にあっては輔星(福禄寿星)。
地にあっては泰山府君で、人の寿命を司る神。
閻魔大王とも考えられた神である。
比叡との関係か、拝殿屋根の上には、
陶製の猿の像が載せられている。
猿は金神で、鬼門の神。
当寺院は、京の北東表鬼門に位置し、
皇城の鬼門の護りなのだ。
福禄寿殿は、「都七福神」の一つになっている。
・ゑびす神 | ゑびす神社 | 東山区大和大路通四条 |
・大黒天 | 松ヶ崎大黒天 | 左京区松ヶ崎 |
・毘沙門天 | 東寺 | 南区九条 |
・弁財天 | 六波羅蜜寺 | 東山区松原通大和大路 |
・福禄寿 | 赤山禅院 | 左京区修学院 |
・寿老神 | 革堂 | 中京区寺町通竹屋町 |
・布袋尊 | 万福寺 | 宇治市五ヶ庄 |
参道鳥居 | 参道の門 |
雪の参道 |
境内 | 拝殿 |
拝殿屋根の上の猿 |
本殿 | 本殿 |
正念珠 | 不動堂前の念珠 |
不動堂 | 地蔵堂 |
弁財天 | 福禄寿殿 |
境内社 | 再起延命地蔵 |
稲荷社 | 金神社 |
春日大明神 天照皇大神宮 八幡大菩薩 | 歓喜天 | 相生宮 |
赤山禅院
仁和四年(八八八)天台座主安慧が、師の
慈覚大師円仁の遺命によって創建した天台宗の
寺院である。本尊の赤山明神は、慈覚大師が
中国の赤山にある泰山府君(陰明道祖神)を
勧請したもので、天台の守護神である。後水尾
上皇の修学院離宮御幸の時には、上皇より社殿
の修築及び、赤山大明神の勅願を賜った。御神体は、毘沙門天に似た武将を象る神像 で、延命富貴の神とされている。 この地は、京都の東北表鬼門にあたること から、当院は、方除けの神として人々の崇敬 を集めている。また、赤山明神の祭日にあたる 五日に当院に参詣して懸取りに回ると、 よく集金ができるといわれ、商人たちの信仰も 厚く、俗に、五日払いといわれている商習慣が できたと伝えられている。 閑静なこの地には、松、楓が多く、秋には 紅葉の名所として多くの人々で賑う。 −参道案内板− |
【 赤山禅院 】