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高坂神社
たかさかじんじゃ
兵庫県美方郡香美町村岡区高坂165−1
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式内社 但馬國七美郡 高坂神社 |
兵庫県の香美町にある。
八鹿駅の西25Kmほどの村岡区高坂に鎮座。
9号線を22Kmほど西へ進み、
村岡区福岡あたりでハチ北高原方面へ進む。
森脇・和池・池ケ平の集落を越えて、
高坂集落の中央あたりに境内がある。
境内入口に新しそうな石鳥居が建ち、
鳥居の右脇に「式内 高坂神社」と刻まれた社号標。
鳥居の左脇と、社号標の右脇に木が聳えているが、
境内は芝生で、ほとんど木が生えていない。
そのせいか、とても明るい感じの境内。
境内中央に瓦葺の社殿。
拝殿の後方に本殿覆屋が接続した形式で
本殿は確認できなかったが、
資料には春日造一間社だと記されている。
式内社・高坂神社に比定される神社で、
創建以来、現在地にあるという。
神社明細帳によると、
大同元年(806)に再建されたとあり
大同以前から存在していたらしき古社。
天文九年(1540)本殿が焼失し
正徳六年(1716)大庄屋岡治右衛門與忠らによって再建された。
ただし、『七味叢誌』によると
貞観年間(859〜877)の勧請とあり、
永禄二年(1559)兎束庄内に五社明神を定めた時に
当社は二番目に列せられたため、二宮とも称されたらしい。
ちなみに、兎束庄内五社明神の一宮は、森脇の森脇神社。
現在の祭神は高皇産靈尊だが、異説として素盞鳴尊とも。
明治六年十月、村社に列した。
右手に境内社を三祠納めた社殿があるが、
境内社に関しては詳細は不明。
資料には、稲荷神社、下頭神社の名が載っている。
社頭 |
鳥居 | 境内 |
社殿 | 境内社 |
【 高坂神社 (香美町) 】