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男坂神社
おさかじんじゃ
兵庫県養父市大屋町宮垣字天満山196
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式内社 但馬國養父郡 男坂神社 |
兵庫県養父市にある。
養父駅の西13Kmほどの大屋町宮垣にある。
9号線を西へ進み、大屋川と合流して6号線へ進入。
大屋川に沿って6号線を9Kmほど西へ進むと当社境内がある。
当社の北には琴弾峠があり、272号線の琴弾トンネルがある。
参道の左手に「式内 男坂神社」と刻まれた社号標が立ち、
参道を進むと、右手に境内社の祠。
さらに参道を進み、階段を上ると鳥居が立っている。
両部鳥居の扁額にも「式内 男坂神社」。
鳥居をくぐり参道を進むと手水舎があり、
さらに階段を上ると社殿がある。
拝殿は入母屋造。背後の本殿も入母屋造で銅板葺き。
どっしりとした重量の屋根で、荘厳な雰囲気。
境内全体が一つの丘になっているようで、
自然にあふれた神域だが、
社殿のある頂上部が少し狭い。
創祀年代や由緒は不詳。
天正十年(1582)の秀吉による中国地方侵略により
一切の文献記録が失われたらしいが、
式内社・男坂神社に比定される古社。
『養父郡誌』によると、
上古、少彦名命と大名持命の国土経営のおり、
当地にて六張の琴を奏でたことから
琴弾山と呼ばれるようになったという。
また、その縁より、少彦名命の神霊を留めて天神と称した。
鎮座の山は、小さな少彦名命が
神産巣日神の手の俣の間からこぼれ落ちた故事から
手間山と称していたが、
天神が、いつしか天満天神となり、
手間山も天満山と呼ばれるようになったという。
以上のように、現在の祭神は天満天神の菅原道真。
ただし、本来の祭神は少彦名命。
あるいは彦坐命や、祭神不詳とする説も多い。
明治六年十月村社に列した。
拝殿の屋根・本殿の屋根や勝男木に梅紋が付けられていた。
道真を祀る天神の紋だ。
社頭。社号標と参道と境内社 |
参道 | 境内社 |
鳥居 | 鳥居扁額 |
参道階段と手水舎 | 参道と社殿 |
境内社殿 |
本殿 | 本殿 |