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国常立神社
くにとこたちじんじゃ
奈良県橿原市南浦町326
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式内社 大和國十市郡 天香山坐櫛眞命神社 大 月次新嘗 元名大麻等乃知神 |
天香久山山頂。
案内板には、ゴミを持ち帰るように書かれていた。
多分、無神経な観光客が多いのだろう。
南面して小さな祠が二つ。
もう一つは、高靇神を祀る。
創祀年代は不詳。
古来、雨の竜王とも呼ばれた神社だが、
本来は、雨請の神は末社に祀られる高靇神のはずだが、
現在は両社とも雨の神。
右側の国常立神社の祠の前に、深さ1mほどの壺が埋められているが、
干天時、この水を替えると雨が降ると伝えられている。
当社を式内社・天香山坐櫛眞命神社とする説があるらしい。
残念ながら、参拝時に国常立神社前の壺に気づかず、
ちゃんと撮影していないのだ。くやしい。
社殿。右の国常立神社の前に 壺が埋められているのだが・・・ |
高靇神社 | 国常立神社 | 案内板 |
「大和には群山あれど とりよろう天の香久山」 天の香久山は「天から降ってきた山」「神聖な山」として 上古代人には畏敬の的でした。 この聖なるお山にゴミを散らさないよう ゴミは必ずお持ち帰りください。 −境内の案内− 国常立神社 天香久山山頂に鎮座。祭神は国常立尊。俗に 雨の竜王と称し、寛政一〇年(一七九八)の石灯 篭に「天香山竜王」と刻す。「五郡神社記」に「天 香山坐櫛真智命神社一座、在神戸郷香山村山頂 但東南」とあり、十市郡の式内社天香山坐櫛真 命神社とする説がある(大和志料)。本居宣長の 「菅笠日記」には次のように記す。 この峯に竜王の社とて、ちひさきほこらの あるまへに、いと大きなる松の木の、かれ て朽のこれるがたてる下に、しばしやすみ て、かれいひなンどくひつゝ、よもの山々 里々をうち見やりたるけしき、いはんかた なくおもしろきに、のぼりたち国見をすれ ば国原は、なンど、声おかしうて、わかき 人々のうちずしたる。 −『大和・紀伊 寺院神社事典』− |
【 国常立神社 】