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小坂神社
おさかじんじゃ
兵庫県豊岡市出石町三木字宮脇1
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式内社 但馬國出石郡 小坂神社 |
兵庫県豊岡市にある。
江原駅の東6Kmほどの出石町三木に鎮座。
円山川を越えて482号線を東へ進み、
三木川と交差する地点から、少し南へ入ると
三木の集落の南東部に境内がある。
境内入口に「式内 小坂神社」と刻まれた社号標が立ち
石橋で三木川を渡ると、砂地の境内。
境内中央部、石の参道を進むと正面に社殿。
拝殿の後方、渡り廊下で繋がった本殿覆屋があり、
前面が開放されている覆屋の中に本殿。
社殿の左隣に境内社・稲荷社の祠。
式内社・小坂神社の論社の一つ。
創祀年代は不詳だが、
社伝によると、天平十九年の創立。
もとは、字地主に鎮座していたが
享禄年間(1528〜32)、大洪水で社殿が流出し
現在地へ移転したという。
古来、小坂郷九カ村の総社として、九社大明神と称してきたが、
明治以後、小坂神社と改称した。
祭神は、小坂神。
資料によっては祭神不祥、
あるいは彦坐命とするものもあり、
大正十一年、祭神を忍坂漣の祖・天火明命と確定するように申請したが
確証が無いとして退けられ、内務省と協議の結果
小坂神に決定したという。
境内には、三木集落センターがあり、
遊具などが置かれているので、
深遠さとか幽玄さとか、そんな感じではなく
生活と一体となった「風景」の一部、そんな感じの神社。
境内入口 |
社殿 | 社殿 |
境内 |
本殿覆屋 | 本殿 |
御由緒
天平十九年の創立と伝へ元同村字地主と称する地に鎮座せしが享禄年間大洪水のため社殿流失せるため現社地に移転改築せりと伝ふ今尚舊社地附近を宮屋敷と云へり当社は小坂郷九ケ村の総社と云ひ古来小坂神社九社大明神と称せしを明治以降小坂神社と称し明治六年十月村社に列せらる同三十九年拝殿を新築せり由来当社は祭神未詳と明細帳に記入ありしも大正十一年祭神確定の義を出願せしに忍坂連の祖天火明命に係る確證なしとの理由に依り内務省と協議の結果小坂郷開拓に最も関係深き神なれば小坂之神と決定奉祀すべき旨にて許可せらる。
−『平成祭データ』− |
【 小坂神社 (出石町三木) 】