[HOME] > [神社記憶] > [関西地方] > |
|
五百井神社
いおのいじんじゃ
滋賀県栗東市下戸山20
|
||
滋賀県栗東市にある。
草津駅の東4Kmほどの下戸山に鎮座。
金勝川に沿って117号線を東へ。
名神高速を越えて1Kmほどの場所から北上すると
安養寺山の麓に鳥居が見えてくる。
農道の参道を進むと鳥居が立っており、
鳥居右手に「五百井神社」と刻まれた社号標があるが
鳥居の扁額には「蘆井神社」と書かれていた。
当社の社号「五百井」は「いおのい」と読む。
鳥居からさらに参道を進むと境内。
境内中央に拝殿があり、境内奥の石組みの上、
階段を上ると社殿がある。
階段の左手に、石の垣に囲まれた場所があるのだが、
社名から井戸でもあるのかと想像していたが、
何かの植物が茂っていた。
本殿は垣に囲まれた流造。
山の麓にある境内で、周辺は田園。
参拝は年末の休日の午後。
創祀年代は不詳。
古代豪族蘆井造の祖を祀った神社と考えられているが
社伝によると、甲斐国大井俣神を勧請したという。
下砥山村(現、下戸山)の鎮守として崇敬された神社で
式内社・蘆井神社に比定されている古社。
明治九年村社に列した。
甲賀周辺の神社は、ほとんどこの年に村社となっているようだ。
神紋は参拝時には確認できなかったが、
『滋賀県神社誌』によると、下り藤紋。
当地の大社である小槻大社も近いのでその影響か
あるいは昔の当地の領主の影響だろうか。
社殿の垣の左手に境内社が一つ。
資料や参道の由緒書きでは八幡社とあるが
その社の賽銭箱には若宮と書かれていた。
また、背後の安養寺山山頂に山王社、龍王社の小祠があるようだ。
2013年10月27日、追記。
台風による土砂崩れで、社務所を含む全社殿が全壊してしまったという情報をいただいた。
社域 |
鳥居 | 参道 |
境内 |
拝殿 | 境内 |
社殿 |
本殿と境内社 | 本殿 |
【 五百井神社 (栗東市) 】