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天津石門別神社
あまついわとわけじんじゃ
奈良県高市郡高取町大字越智字大西85
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式内社 大和國高市郡 天津石門別神社 |
奈良県の高取町にある。
JR和歌山線・掖上駅の北1Kmほどの越智に鎮座。
住宅地の中の公園のよう場所が境内。
新築されたと思われる拝殿の後方に幣殿らしき建物があり
その後方に本殿は無く、石組みの上に石板の囲いがある。
仲を覗いてみたが木しか無い。
どうやら御神木の榊らしいが。
当地は越智氏の本貫にあたり、
越智氏が九頭神を戦場の守護神として祀ったことにより
当社も九頭明神と称するようになったらしいが
式内社・天津石門別神社に比定されており
明治八年に奈良県示達により「式内社」に治定された。
境内社の祠が一つ。
『式内社調査報告』によると大物主神と宇賀御魂神を合祀したもの。
また、愛宕山大権現と刻まれた石と庚申も祀られている。
拝殿 | 愛宕山大権現 |
幣殿 |
社号標 | 幣殿後方 | 境内社 |
謎の囲い |
この地をかつて本貫としてゐた越
智氏に関し、「越智系図」と伝へるものによると、九頭明
神はその祖(越智氏)親家が戦場の守護神として之を尊崇
し、元暦二年(一一八五)三月、平家を西海に倒滅し、住地
の越智に凱旋し、粉盛に住して以来ここに九頭神を祭つた
としてゐる。この様にして長年、九頭明神の信仰をつづけ
てゐたのであるが、明治に至つて当局の指導によつて現在
のやうに改められたものである。
−『式内社調査報告』− |
【 天津石門別神社 】