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於美阿志神社
おみあしじんじゃ
奈良県高市郡明日香村大字檜前字ヒガキ阪594
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式内社 大和國高市郡 於美阿志神社 |
奈良県の明日香村にある。
飛鳥駅の南。石舞台から西に鎮座。
畑の中にこんもりと林。だた木々は少ない。
参拝時には、拝殿の裏の、石台の上に玉垣があり、中央に石があった。
本殿のない、磐座構造なのかと、思っていたのだが、
その後、その上に本殿が造営されたという情報をいただいた。
あれは、仮の姿だったようだ。
拝殿内に、仮殿らしき祠があったのは、そういうことか。
境内には、十三重の石塔がある。
式内社・於美阿志神社に比定される古社。
江戸時代には御霊神社とも称していたらしい。
応神天皇の御代に、百済からの渡来した
氏族阿智使主(あちのおみ)の居住地跡。
一族が当地に桧隈寺を営み、当社はその鎮守の社。
祭神は、その阿智使主夫妻。
神社境内に、桧隈寺跡があり、塔・講堂などの建物跡が残っている。
本殿は、もとは現社務所の西側にあったが、
明治四十年、桧隈寺金堂跡に遷座した。
再建された本殿に、菊紋が付いているということ。
神紋かどうかは、定かではない。
境内にはいくつかの境内社が存在するが詳細は不明。
『奈良県史』によると、八坂神社、春日大明神、富士大権現、金毘羅大権現、
鎮守大権現、稲荷大明神、蔵王大権現などがあるらしい。
鳥居 |
拝殿 | 拝殿内。仮殿か? |
拝殿後方の玉垣 | 参拝時、本殿はなかったが、 2000/10現在新築されている 神奈備提供 |
垣内に石、磐座か? |
拝殿 | 境内社 |
境内社 | 境内社 |
十一重しかない十三重石塔婆 |
於美阿志神社 桧隈は、百済から渡来した阿智使主(あちのおみ)が居住したと 伝えられ、於美阿志神社はその阿智使主を祭神と する。桧隈寺跡は、その神社の境内にあり、塔・ 講堂と推定される建物跡をのこす。「日本書紀」 天武天皇朱鳥元年の条に桧隈寺の寺名がみえ、寺 跡からは、7世紀末の瓦が出土する。現在塔跡に ある十三重石塔は上部の一部を欠いているが重要 文化財に指定されている。 −境内案内より− |
【 於美阿志神社 】