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笶原神社
やはらじんじゃ
兵庫県南あわじ市八木徳野190
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式内社 淡路國三原郡 笶原神社 |
淡路島の南あわじ市(旧三原町)にある。
南あわじ市三原支所の北東2Kmほどの笶原に鎮座。
(平成十五年の合併で、三原町が南あわじ市となり、
八木笶原徳野という町名は、八木徳野になってしまった。
歴史が消えた瞬間だ。)
参道入口に新しい鳥居が立ち、御旅所になっているようだ。
参道を歩くと、田畑の中に、モッコリと小さな森。
その森が境内で、境内の中央に、社殿が一つ。
天気が素晴らしく良い日の参拝。
写真を見ると、雲ひとつ無い、美しい青空だ。
笶原徳野には、笶原神社が二社存在し、
当社が東宮、もうひとつが西宮。
当社の位置は地図に載っていたが、西宮が見当たらず、
周囲の狭い道を、車でグルグルと走りまわって探していたので、
参拝時には、空を見る余裕はなかった。
当社の社名について。
『平成祭データ』では、「笑原神社 えはらじんじゃ」と書かれていた。
未確認だが、『兵庫県神社誌』でも同様らしい。
ただ、地名は「笶原」で、式内の記載も笶原だから、
明らかに誤記だと思われ、「笶原 やはら」が正しい社名。
創祀年代は不詳。
『淡路国大田文』に「笶原宮一所」と記されているらしく、
現在は、東西の二社だが、鎌倉時代までは一社だったようだ。
この笶原神社が、いつ頃東西に分かれたものか。
どちらが先に存在していたか。
どちらが式内社であるのか。
『式内社調査報告』によると、
『淡路常磐草』には、「東宮明神といふ。西宮に対して云也」、
『淡路草』に、「野原神社二社あり。小き方(西宮のこと)を正とす。」
とあり、西宮を元社とする説が幾つかあるらしい。
本殿の屋根に、花の紋様が付いていた。
形が歪で、よく判別出来なかったが、
西宮の本殿には、明らかな橘の紋が見られたので、
多分、当社の紋も橘だと思う。
社域 |
参道入口 | 社殿 |
境内 |
社殿 | 境内奥の広峯社 |
社日 | 本殿 | 本殿 |