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兵主神社
ひょうずじんじゃ
兵庫県豊岡市赤石字下谷1861
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式内社 但馬國城崎郡 兵主神社 |
兵庫県豊岡市にある。
山陰本線・豊岡駅の北4Kmほどの赤石に鎮座。
円山川にかかる豊岡大橋を渡り、
548号線(戸島玄武洞豊岡線)を3Kmほど北上する。
もう少し北へ行けば玄武洞がある場所。
赤石集落内を通る道に、参道入口の鳥居が建っている。
鳥居の脇には、大きな灯籠と、
「式内 兵主神社」と刻まれた社号標。
参道を奥へ奥へと進み、階段を登ると境内の鳥居。
鳥居をくぐると参道は二手に分かれており
左手参道、階段の上には境内社が一つ。
『兵庫県神社誌』には若宮社とあるが
内部を覗いてみると大将軍という文字が書かれていた。
鳥居から右手の参道を進み、
緩やかに登る階段の上に、横向きの社殿がある。
これが当社本殿を納めた覆屋。
覆屋の扁額には、「兵主神社住吉大明神」と書かれていた。
集落の奥にある大きな境内、
というか懐の深い空間という印象。
擂鉢状になっているような感じがしたが
冷静に考えると、それはない。
でも、ここの境内は「入る」という感覚になる。
不思議だ。
創祀年代は不詳。
城崎郡の式内社・兵主神社に比定されている古社。
城崎郡には他にも兵主神社二座という式内社があり
その比定社は、当社の近くにあるため、
両社はよく混同されるようだ。
伝説として、白鳳十二年閏四月、
韓國連久々比が兵庫(兵馬や武器の庫)の守護として
赤石の丘に祀ったという。
兵主神社なので、祭神は武神なのだろうが
当社では速須佐之男命を祭神としている。
また、『式内社調査報告』には記載されていないが
扁額に「兵主神社住吉大明神」とあるので
住吉三神も配祀されているのだろう。
覆屋内の祠に花菱紋が付けられていた。
住吉大社と同じ紋なので、相殿の住吉大明神の紋かもしれない。
すぐ近くに玄武洞がある。
当社サイトのドメインが genbu(玄武)なので
記念に見ておこうと思ったが、
観光バスが数台並んでおり観光客が多そうだったのでやめた。
参道入口 | 参道 |
参道 | 境内の鳥居 |
境内、左手階段上に大将軍社、右手奥に本殿 |
本殿参道 | 本殿覆屋 |
本殿覆屋 | 覆屋内部 |
本殿参道から振り返る |
大将軍社覆覆屋 | 覆屋内部 |