瓜に剣唐花 『滋賀県神社誌』より 丸に十六菱菊 本殿屋根装飾より

式内社　近江國滋賀郡 倭神社 旧村社 御祭神 日本武尊 配祀　兩道入姫皇女,稻依別王

琵琶湖の西岸、大津市坂本にある。
日吉大社の南７００ｍほどの場所。
東側から坂道を上り、道路がカーブしたところ。

道路わきに東向きの朱の鳥居があり、
境内には日吉大社風の拝殿。後方の垣の中に本殿が鎮座している。

創立年代は不詳。
通称、森本神社、あるいは杜本神社。
日吉大社境内百八社の一。

式内・倭神社の論社だが、その読みに関して
「しとり」と「やまと」の２説ある。
「しとり」と読む倭神社と「やまと」と読む当社。

境内は、あまり広くはないが、比叡山の登り口に位置しており、
そのたたずまいは、やはり日吉大社に似ている。

当社の神紋に関して。
本殿の屋根の装飾には菊紋が付けられていたが
『滋賀県神社誌』によると「瓜に剣唐花」らしい。
実際に見ていないので詳細な図案は判らないが、
とりあえず、一般的な五瓜唐花に「剣」を追加した紋を掲載しておく。

鳥居

拝殿

拝殿後方、垣の中に本殿

本殿前の鳥居

本殿

境内社