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許世都比古命神社
こせつひこのみことじんじゃ
奈良県高市郡明日香村大字越字宮坂550
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式内社 大和國高市郡 許世都比古命神社 |
奈良県の明日香村にある。
飛鳥駅の西、越に鎮座。
「許世」→「越」となったようだ。
拝殿は無く、一段高いところに祠。
創祀年代は不詳。
式内社・許世都比古命神社に比定される古社。
祭神・許世都比古命(巨勢小柄宿禰)は巨勢氏の租で、武内宿禰の第五子であるため
五郎神、五老神とも称された。
ただし、巨勢小柄宿禰は第二子であるので、御霊が変化したという説もある。
享和年間、この地の服部氏が人首蛇身の造形を奉納し、
弁才天の御神体としたと伝えられている。
境内社として弁才天が祀られている。
また、境内には八つの灯篭が並び、それぞれに、社名・神名が記されていた。
大峯山大権現・春日大明神・八幡大菩薩・豊受太神宮
天照皇太神宮・三輪太神宮・多賀太神宮・富士大権現。
鳥居 | 弁財天 |
本殿 |
八つの灯篭 |
大峯山大権現 | 春日大明神 | 八幡大菩薩 | 豊受太神宮 |
天照皇太神宮 | 三輪太神宮 | 多賀太神宮 | 富士大権現 |
許世都比古命神社 越と真弓の境に鎮座。「延喜式」神名帳の高市 郡「許世都比古命神社」に比定される。祭神は許 世都比古命。旧村社。「大和志」に「在越村、今 称五老神」とみえ、境内の文化一〇年(一八一三) の石碑によると、巨勢小柄宿禰の霊を祀り、巨 勢氏の祖武内宿禰の第五子にあたるので五郎社 とも称するとあり、その子孫が後に葛上郡の古 瀬(現奈良県御所市)に移ったと記す。しかし小柄 宿禰は第二子であり(古事記)、五郎はおそらく 御霊の転訛と思われる。南方の於美阿志神社も 御霊大明神と称していた。御霊信仰の影響であろう。 −『大和・紀伊 寺院神社事典』− |
【 許世都比古命神社 】