[HOME] > [神社記憶] > [関西地方] > |
|
飯道神社
いいみちじんじゃ
滋賀県湖南市針1009
|
|
滋賀県湖南市にある。
甲西駅の南500mほどの針に鎮座。
野洲川の支流、家棟川の西側に境内があり、
参道入口は、家棟川東側にある。
その参道入口の階段途中には、「式内 飯道神社」と刻まれた石碑。
階段を上り、家棟川を渡る橋を西へ渡ると境内入口。
ということで境内入口は東向き。
鳥居の脇には「式内 飯道神社」と刻まれた社号標。
鳥居をくぐると左手に、針つどいの家があり、その奥が境内。
境内中央には舞殿のような拝殿があり、
拝殿の後方、石積みの上に、垣に囲まれて流造の本殿がある。
参拝日が、年末の夕方だったせいか
境内には派手さはなく、
ひっそりと、そしてしっとりとした雰囲気に包まれていた。
境内には、町指定文化財(昭和48年10月5日指定)の
石造宝篋印塔が、これもひっそりと立っている。
社伝によると、大同二年(807)創祀。
昔は、飯道の森(旧甲西町役場敷地、現湖南市役所東庁舎)に
鎮座していたが
明治6年、家棟川改修工事により現在地へ遷座し、
明治10年造営落成したという。
式内社・飯道神社の論社、
というより飯道山上にある飯道神社を奥宮とした
里宮にあたる神社。
『近江輿地志略』によると、
僧安皎が山居の希望をもって飯道寺に移るとき
針村の飯道大明神が安皎を岩洞に供養したという。
「飯道」の社号に関しては
「此神飯を持ち道を踏みわけ給ふにより飯道大明神と名づく」とあるらしい。
祭神は素盞嗚尊。配祀の菅原道真公は、
明治四十一年に合祀した小字由良谷の天満宮の祭神。
だが従来この天満宮は、菅原道真公ではなく天神を祀る神社だったらしい。
『式内社調査報告』には、
境内社は愛宕神社・日吉神社の二社と記されているが
参拝した時には、愛宕神社と皇大神宮を確認した。
日吉神社が皇大神宮に変わったのか、
確認し忘れている、別の日吉神社が存在するのだろうか。
また『平成祭データ』には、
天神社・愛宕神社・二ノ宮日吉神社が記載されている。
この天神社は、合祀さえている天満宮のことだろうか。
『滋賀県神社誌』には、愛宕神社のみが載っている。
参道入口 | 参道の橋 |
境内入口 | 鳥居 |
境内 |
拝殿 | 本殿 |
本殿 | 石造宝篋印塔 |
愛宕神社 | 皇大神宮 |