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貴船神社
きふねじんじゃ
京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
本宮から奥宮まで、徒歩で10分程度の舗装された道。
途中に結社(ゆいのやしろ)と呼ばれる中宮がある。
本来は、本社奥宮と参拝した後に、結びとして中宮を参拝するらしく
中宮は桔社(ゆいのやしろ)と呼ばれている。
祭神は磐長姫命。
瓊々杵命に疎まれた磐長姫命は、大いに恥じ、
「吾ここに留まりて人々に良縁を授けよう」と鎮座したという。
それ故、縁結びの神「恋を祈る神」として信仰されている
そういう意味でも桔社なのだろう。
境内には、天の磐船や和泉式部の歌碑があるが、
天の磐船は平成八年に奉納されたもの。
結社(貴船神社中宮) 磐長姫命 |
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境内 ![]() | 社殿 ![]() |
天の磐船 ![]() | 和泉式部歌碑 ![]() |
中宮から奥宮への道の途中に、御神木の相生の杉がある。
御神木・相生の杉 |
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赤い鳥居、そして神門をくぐると奥宮の境内。
境内奥、社殿の隣に、玉依姫命が乗ってきた船を
人目を忌みて小石で覆ったという御船型石がある。
また、奥宮参道や境内には幾つかの境内社がある。
私市社(大国主命)、林田社(少彦名命)、
吸葛社(味耜高彦根命)、鈴市社(姫踏鞴五十鈴姫命)、日吉社(大物主命)。
奥宮参道 ![]() | 奥宮神門 ![]() |
奥宮境内 |
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拝殿 ![]() | 社殿 ![]() |
御船型石 玉依姫の船を小石で覆ったもの |
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権地 ![]() | 未確認の社 ![]() |
鈴市社 ![]() | 日吉社と連理の杉 ![]() |
私市社 ![]() | 林田社 ![]() | 吸葛社 ![]() |
奥宮は謡曲「鉄輪」で有名だが、
五条
の、鉄輪の女の住んでいた場所には、
鉄輪の井戸が祀られており、縁切り井戸として
その水を相手に飲ませると、悪縁を切る事ができるという。
なお、謡曲「鉄輪」では、この女は宇治の橋姫となっている。
鉄輪の井戸入口 ![]() | 命部稲荷 ![]() | 稲荷社 ![]() |
五条にある鉄輪の井戸 |
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「鉄輪ノ井」由来 謡曲「鉄輪」は、男に捨てられた市井の 女が、貴船へ”丑ノ刻詣り”をして、相手 の男と、その後妻を祈り殺そうとする 話が骨子になっていますが、この井 戸は”鉄輪の女”が住んでいたところ のものだといゝ、一説には身投げを した井戸ともいわれています。この ような伝説から「縁切り井戸」として、 井水を汲んで相手にのませると、悪 縁が切れるなどの俗信がありました。 昭和十年には「霊井」となっています。 なお、かっては鉄輪できずかれた塚が あったということです。 −案内板− |
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【 貴船神社 その2 】
